トリプルLIFE

ひとり親家庭を切り盛りする母が実際の経験をもとに書くブログです。

  

【高校吹奏楽部】新入生の部活動見学から本入部までの期間と内容

新入生呼び込み企画の「スプリングコンサート」

部活動オリエンテーション後すぐ、新入生はお目当ての部活動へ見学に行きますが、その時間に合わせて吹奏楽部では昇降口の目立つ場所でささやかな「スプリングコンサート」を行います。

時間にして30分程度でしたが、多くの子が立ち止まって、見て聞いて行ってくれたようで、吹奏楽部としての良い宣伝にもなったのではないかと思います。

部活動見学

昨年は娘が見学させてもらっていた立場でしたが、今年度は案内する側になった部活動見学。日に10人前後の見学者があった模様。日に10人というのは、全校生徒600人強の学校として多いほうか少ないほうかはわかりませんが、それでも多くは、中学校でも吹奏楽を行っていた子だったそうです。

高校の吹奏楽は、中学と異なり、

  • 活動日数が多く
  • 時間も長く
  • イベントやコンクールも比じゃないくらい多く

授業後に楽しみながら行ってきた中学校の吹奏楽の活動とは異なり、ひとりひとりが「良い成績を残すために全力を注いでいる」といっても過言ではないくらい、がらりと空気が変わります。

中学校との雰囲気の違いに戸惑う子もいれば、「いやいや、これを目的に高校選びをしたんだ!」と言う子もいたそうです。

部活動仮入部

3日間の部活動見学が終わると、仮入部申請です。今年度仮入部してくれた子は12人。仮入部期間は約1週間。1週間の間に、1年生は本入部するか否かを決めることになります。

中学での部活動の聞き取り

仮入部期間に、顧問から1年生に対して、中学の頃の部活動についての簡単な聞き取りも行われます。

普段触ることのない管楽器や弦楽器などを演奏していくうえで、「経験者であるか」「未経験者であるか」の情報を収集していきます。 中学の時には吹奏楽部に所属していなかったけれど、高校から始めたいという子もいますので、そういった子に関しては、

  • 打楽器
  • 管楽器でも比較的譜読みが楽な低音パート

などに割り当てられる傾向にあるため、この聞き取り時は正直に答えたほうがよいでしょう。

 

経験楽器の聞き取りと希望楽器の聞き取り

楽器の経験がある子に関しては、「中学の時の担当楽器」の聞き取りも行われます。経験者は、そのまま引き続き同じ楽器を担当してもらう傾向にはありますが、編成的に偏りがある場合生徒がほかの楽器を希望した場合などは、楽器の変更がある場合もあります。

また、いくら経験があるといっても、

  • アルトサックス→テナーサックス
  • クラリネット→バスクラリネット

など、音域が異なる同一種類の楽器への変更は可能性があるので、その時の編成や先輩の有無との兼ね合いになるでしょう。

希望楽器の聞き取りも、あくまで希望ということなので、「決定」ではないことを心しておきましょう。

希望楽器を中心にいくつかの楽器に触れてみる

仮入部期間中は、「様々な楽器に触り放題期間」でもあります。もちろん目的は、「自分に合った(吹きやすく上達しやすそうな)楽器」を見つけることですが、それにはまずは「いろいろな楽器に触れてみる」ことからになります。

もちろん「やってみたい楽器」や「あこがれていた楽器」などに触れることもOKです。でも、口の形や歯並びなどで演奏のしやすさが左右される楽器も多いので、希望楽器と適正は異なることもあります。いろいろな楽器に触れることで「自分に合った楽器」を見つけることができるかもしれませんね。

部活動本入部

本入部を決めた子は9人。残り3人は、残念ながら入部に至らずでした。 9人のうち3人は娘と同じ中学校で吹奏楽をしていた後輩。出身中学が同じ子が3人も増えたことで、娘も嬉しそうでした。

本入部が決まると、本格的な楽器決めも行われます。多くは、仮入部時に聞き取りした内容と、編成をみての決定になります。

さいごに

今年度は、人気楽器が「打楽器」「クラリネット」に集中したそうです。娘が担当するサックスの体験には、サクラの子(笑)が2人と、クラリネット希望している子のうちの1人が来てくれただけとのことで、娘は肩を落としていました。(テナーサックスの担当を探していたため)

中学の時もそうだったのですが、娘の世代では「サックス」ってなぜか人気がないんですよね。どうしてなんでしょう?

ともあれ、無事に入部が決まった9人の1年生とともに、令和6年度吹奏楽部始動開始となりました!

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