モラハラを行う人は普通の人には考えられない思考を持っています。今回はそんなモラハラ加害者特有の行動・言動の中から「モラハラ加害者の執拗な説教と謝罪の強要」について書きたいと思います。
モラハラ加害者はとにかく説教が好き
モラハラ加害者は、「自分の機嫌が悪いもしくは気に入らないことがあった場合」には大きな理由もなく被害者に説教をするという特性を持ち合わせています。
しかし、決してその説教を馬鹿にしてはいけません。被害者にとっては笑い事では済まされないくらい辛いものとなるからです。
- 説教開始時間がおおむね決まっています(加害者の時間が空いているとき、暇な時間)
- 1度説教が始まると、数時間コースです。個人差はありますが、私の場合は3時間以上は説教されました。
- 説教の間に同じことを何度も何度も言ってきます。(はっきり言ってくどいです)
- 説教中に謝罪を要求されますが、謝っても許してはもらえません。
- 数時間に及ぶ説教が終わっても、後日ぶり返してきます。(エンドレスです)
- 何がいけなかったかを、被害者は口頭で言わされます。(または反省文を書かされます。)
モラハラ加害者は必ず被害者に謝罪させます
モラハラ加害者はすぐに人を謝らせようとします。その人に非がない場合でも当たり前のように謝罪を要求してきます。
そして腑に落ちない点は、モラハラ加害者自身に非がある場合でも、なぜか被害者が謝罪をさせられます。
この時決まって「とりあえず謝っとけ。」と言います。
ただし、悪くはない事柄で謝ることになってしまった被害者は、謝罪をしたからといって許されることはありません。(不可解な謝り損です。)
ではモラハラ加害者の機嫌を損ねないためにはとりあえずでも謝っておけば大丈夫なのか?
先にも書きましたが、モラハラ加害者に向けての謝罪ははっきり言って無意味なのです。なぜならば、
「ごめんなさい」のタイミングを一通りの説教後にすると
「お前は謝ることも知らないのか!」
と、加害者自身が怒るための新たなネタにします。
逆に、「謝ることを知らない」と言われてしまうことを恐れて早めに謝罪しても、
「お前は謝れば何でも済むと思ってるのか!」
と、これまた加害者は説教にできる新たなネタとします。
奇跡的に(まずないのですが)タイミングが良くても、
言葉尻を捉えて、揚げ足を取って新たに怒るネタにしてしまうのです。
そのため、自分の機嫌が悪いぞアピールを怠らないために、常に被害者に向けて説教ができるよう、被害者が何も悪くなくても説教ポイントを探し出そうとしているのです。
モラハラ被害者が当たり前のように謝らなければならない理由に対してモラハラ元夫は…
元夫とのやり取りで幾度となく「説教からの謝れ口撃】をされたことがありました。しかし、「謝れ」と言われても、自分に非がない事柄については謝る気にはなれなかったのです。(というかそもそも私が謝るべきではないことも多々とありました。)
そこで1度だけ、モラハラ元夫に聞いたことがあります。
「謝ったって、謝らなくたって結局いつも文句を言われるから、私はどうした納得してくれるのですか?」
答えは、「俺に意見するな!」でした…。
つまり、加害者にとっては自分が優位に立ちたい以外はたいした理由はないということなのです。
モラハラ加害者は被害者が泣くまでは説教をやめない
何かと謝罪をさせたがるモラハラ加害者ですが、ただ謝罪するだけでは説教から解放されることはありません。モラハラ加害者からすると「謝罪」は単なる通過点に過ぎないのです。
なぜなら相手の涙を見ていないからです。
ここからは、私の分析による要素が大きいのですが、モラハラ加害者は常に自分が上に立ちたいと思っているのです。なので、きっと 涙=降参(あなたが正しいです) ととらえていると思います。
被害者の涙を見ることで「勝利」を確信する加害者は、その後説教を中断する傾向にあります。
実際にモラハラ元夫で検証してみた
かつて婚姻時代、モラハラ元夫から説教をされていたとき、説教に慣れっこだった私は
(また始まった…)と思いつつ、
(今日は絶対に泣くもんか!!泣かなかったらいつまで説教しているのか試してやる!!)
という気持ちでモラハラ元夫のありがたい(笑)説教を受けることにしたのです。
この日は意地でも涙を見せずに淡々と聞き流すようにしていたのですが、元夫にとってその態度が許せなかったらしく、身体的暴力という形となって私は痛い思いをすることになりました。しかし暴力は痛いものです。この時はかなりまで涙を見せないように頑張ったものの、元夫から振るわれた暴力の痛みから、つい涙しまったのです。
そして、泣きながらも元夫の顔を見ると、勝ち誇ったような何とも言えない気味の悪い顔をしていました。まるで「やっと泣いたか…」と言わんばかりの顔でした。
こういった経験から、きっとモラハラ加害者は、人の涙から自分の強さを感じているのではないかと思うようになりました。
(※この時は、あくまで痛かったから出た涙であって、服従とかいうものではありませんでした。)
さいごに
モラハラ加害者とは接触しないのが一番ですが、万一モラハラを行う人から説教をされるような状況になったとしたら、嘘でもよいので涙を見せることをお勧め(?)します。
モラハラ加害者は、被害者に対して絶対的権力を持っていると勘違いしている人が多いと思います。モラハラ加害者は被害者を、説教・脅しなどの恐怖によって支配することによって自分の居心地をよくしているのです。
私を含め多くの人はそんなモラハラ加害者の心情を理解できません。
人とは違う考え方しかできないモラハラ加害者。この人々に出会ってしまう人の方が圧倒的に少ないかもしれませんが、意外と身近にもモラハラ被害で悩まされている人もいるかもしれません。かつて私もその道を通ってきたので、自分の経験から感じたこともブログに書き留めておこうと思いました。
稚拙な文章ですが、最後までお付き合い下さりありがとうございました。