ようやく進学先の高校が決まった娘の「希望校選びから受験まで」

ひとり親家庭

娘は2月に私立高校の受験を終え、3月に公立高校の受験をおこない、無事に合格をいただくことができました。

【ひとり親家庭】「地を這う成績」の娘が塾に通うことなく高校受験に挑んだ結果

ようやく4月からの進学先が確定した娘ではありますが、その道のりは長いものでした。

娘は、元々希望する高校がなかった

中学生のうちから「将来の夢」、が決まっている子の方が少ないとは思いますが。私の娘もざっくりと「保育士になりたいな」くらいのものでした。その保育士という希望も半分本気、半分はとりあえず…といった感じだったので、自分の進路について

  • どのような学校に行ったら保育士になれるのか

なんてことは全く調べようともしていませんでした。そんな状態ですので、当然「進学先の高校」の希望はありませんでした。

頑なに「定時制高校進学」を希望する

中学校生活は3年間ありますが、私たち親からしたら3年間なんてあっという間です。モタモタしていたら受験に間にあわなくなる…くらいに感じていました。

ところが当の娘は、「定時制高校で良い」と言い出す始末。

確かに当時の娘の成績では行くことのできる高校は、選ぶほどはありませんでした。

だからと言って、「定時制で良い」というのもちょっと違うような気がして、幾度となく娘と「よく考えるように」と話しをしていました。

結果的には中学3年生の夏に「全日制の学校への進学」に考え直してくれ、娘の成績でも受験できそうな公立高校への説明会や学校見学を積極的に行くことにしました。

スポンサーリンク

進学先の高校は「部活動」で決める

3年生の夏に「全日制高校への進学」を決めた娘は、同時に将来の夢も、保育士から「音楽関係の仕事」へと変わりました。幼いころから音楽が大好きで、(おそらく)人並み以上にセンスがあるであろう娘にとっては、音楽関係の仕事は、私から見ても相性の良い仕事であると思います。それに何より、娘が自分自身で調べて「こんな仕事に就きたい」と訴えてきたことが一つの進歩だと感じました。

その将来の夢に向けて「進学先はどうするのか」と話し合ったときに、

「ひとまず全日制高校へ進学して高校卒業後に専門学校への進学をする」

と結論を出したのでした。

とはいえ、褒められた成績ではない娘には、進学できる学校に限りがあるので、1つでも内申を上げて、公立高校の受験をするように言って聞かせました。

公立高校には、「音楽関係に特化」した高校はほとんどありませんので、中学3年間続けていた「吹奏楽」をさらに極めるためにも、吹奏楽に力を入れている公立高校への受験を勧め、娘もやる気になってくれたため、一つの目標ができたのでした。

公立高校志願先最終決定は娘に託す

母親である私は、あくまで高校選びのお手伝いをする立場ですので、最終決定は実際に通う本人に任せたいと思っていました。

もともと「定時制高校に通う」と言っていた娘ですので、定時制高校も選択肢に含めたいくつかのパターンから、最終的にどこの高校を受験するのかを娘に決めてもらいました。(結果的には第1志望で公立高校、併願先に私立高校1校で受験をしました。)

受験はある程度の作戦を立てることも必要


普段の勉強に力を入れている子であれば、複数校の中から実力に合わせた高校の選択もしやすいのですが、わが家のように「褒められた成績ではない子」の場合は、違う視点でも作戦を立てていく必要もありました。

  • 毎年定員割れをしている(もしくは定員割れをするであろう)学校を調べる
  • 倍率が出た後の志願変更も視野に入れる
  • 万一公立高校の受験に失敗した場合の進路(私立に行くのか定時制高校にするのかなど)
  • 学校見学や説明会などは可能な限り参加をし、できるだけ在校生や先生と話をしておく(気休めではありますが)

特に、公立高校受験において「定員を下回るか否か」は、娘にとって大きな運要素でもありましたので、定員が下回るであろう高校の情報は前もって調べていました。

(公立高校の場合、定員を下回っているからと言って必ず全員が合格できるわけではありません。まずは内申、そして当日のテストの点も合否に大きく影響はします。)

スポンサーリンク

高校受験に向けて何をしたか

夏ごろからは「進研ゼミのタブレット学習」を娘のペース(1日1時間程度)でおこなってはいましたが、その他は学校の宿題をおこなう程度であり、私から見ても「受験生のらしい勉強」をしているようには見えませんでいた💦塾にも通わせていませんでした。

実のところ、「受験勉強」らしいことはほとんどしていませんでした。

と言うのも娘自身、勉強方法がわからず、ひとまずタブレット問題をこなすことくらいしかできなかったのだそうです。

それでも運がいいのか、進研ゼミが有能だったのか、

「進研ゼミで学習した箇所がテストや入試に出てきた」

と言っていたので、少なからず学習の成果はあったのだと思います。

いざ公立高校受験

2月のうちに併願先の私立高校の合格はいただいていたこともあり、心にゆとりを持った状態で公立高校の受験に挑むことができました。

学科も面接も特に緊張することも無く、普段以上の力が出せた(気がする)と言っていました。面接は生徒6人の集団面接と、個人面接の2パターンでおこなわれ、ものの15分程度で終わったとのこと。あっという間の面接だったというのが娘の感想でした。

公立高校合格 娘の感想

たいした受験勉強もしていなかったので、「感動」することもありませんでいたが、自分の未来像が少し見えてきたのか「高校生になることが楽しみ」と言っていました。

娘の場合は、高校へ行ったら「将来に必要な資格を取得しつつ、吹奏楽漬けになる」といった目標もできましたので、それなりに高校生活も楽しんでくれることでしょう。

スポンサーリンク

さいごに

中学1年の時は地を這うような成績だった娘も、受験前までには低空飛行するくらいの成績にまでは上がる(?)ことができました。それでも褒められた成績とは言えませんが、私の地域で言われている「オール3以上は無いと公立受験は難しいよ」というボーダーは越えることができ、無事に受験、合格をいただき、4月からは高校生です。

制服、体操着、白衣などの作業衣に教科書代…などなど大きなお金がすでに動きました(´;ω;`)でもこれも娘の将来のための投資です。母はまだまだ頑張らねば…です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました