わが家には小学生の息子がいます。
息子の性格はおおむねこんな感じです。
☆のんびりとしている
☆競争心が薄い(勝ち負けにこだわらない)
☆立ち直りがかなり早い
☆超がつくポジティブ
☆優しい
☆乱暴なことが嫌い(言葉、態度等)
☆社交的(初対面でも話ができる)
今から数年前、彼がまだ保育園の2歳児のクラスだったころ、私は担当保育士からとある指摘を受けることになりました。
担任保育士さんが2歳児の息子に対して心配していたこと
息子は2歳の時に引っ越しをおこなった関係で1度保育園の転園をしています。
その転園先での担任保育士さんは、早々に息子に対して何らかの障害があると思ったようで、ことあるごとに息子の様子を伝えてくれるようになりました。
気持ちの切り替えがなかなかできない
例として挙げられたのは、
- 外で遊んでいて時間で切り上げることができない
- 外遊びが止められなくてなかなか保育室に戻ってこない
- みんながいなくなっても慌てることなく平気なようす
2歳児クラスの時の指摘です。
この時は正直、「2歳児に時間の概念なんてないだろう…」「小さい子に遊びを切り上げることを聞き分け良くできる子なんているの?」と思っていました。
この時保育士さんは、「発達の遅れの心配」をことあるごとに遠回しではありましたが伝えてきました。
言葉が遅い
実は1歳半の検診時、「意味のある言葉を5個以上離すことができる」という項目でぎりぎりOKとされた過去がありました。当時、1語文を中心とし、たま~に2語文を話すかな程度の話し方でした。
確かに上の娘と比べても「言葉の遅さ」は気になっていたのですが、2歳を過ぎるころにはかなり話をすることができるようになっていました。
しかし、保育士さんからは「言葉が遅い」と指摘されました。
息子は男の子にしては「活発ではなく」、どちらかと言えば物静かなタイプであり、暴れまわって遊ぶというよりは、ブロックなどで静かに遊んでいることが多い子でした。
確かにおとなしい性格ですので口数は同世代の男児と比べれば「少なめ」ではありましたが、必要なことは口で伝えることは出来ましたし、私との日々の会話もそれなりにできていました。
正直、個人差かな…と思っていました。
でも集団で保育をしている保育士さんからすると「周りの子よりも言葉が遅い」との判断だったのです。
生活面ではそれほど問題はない
保育士さんは息子が友達に対して叩いたり、引っかいたりと危害を加えないかを注意深く見ている様子でした。
もちろんおとなしい性格の息子はそんなことをするはずもなく、保育士さんからも
「息子君はお友達とトラブルになることは無いですね。」
と伝えられていました。
しかしながら、この状況を伝えてくれる時の保育士さんの様子は「おかしいな~」と言わんばかりに首を傾げていたことには私も気が付いていました。
もちろん、身支度・排泄・食事など生活面においても他の子より遅れている様子もなく、言葉の理解もきちんとできているため、集団生活でも特に保育士さんを困らせることも無かったように感じます。
年齢が上がり幼児クラスになると面談でも発達についていわれるようになる
息子の通っていた保育園では、基本的に乳児クラスで担任だった先生のうち一人がずっと持ち上がりで年長までみるシステムだったようです。
同じ保育士さんが卒園までずっとついて回る…(笑)ということで、引き続き息子に対しての監視(笑)がなされていました。
幼児クラスになると、小学校入学を見据えた保護者面談も行われるようになり、その場で担任保育士、副担任保育士、園長先生の3者から以下のように忠告されました。
- 集団指示をなかなか聞くことができないので、早めに発達関係の病院を受診することをお勧めします。
- 今のままでは小学校入学と共に「特別支援学級」の検討もした方が良い。
- 活舌が良くないから「言葉の教室」に行くこともおすすめ。
発達外来の受診
「まさかそこまで??」と思いつつも、面談で園長先生を含む3人の先生から「受診して」と言われたら、行かないわけにはいかなくなりますよね💦
たまたまかかりつけの総合病院でスムーズに予約をとることができましたので、その後すぐに受診をすることになりましたが、これはまた別の記事で書きたいと思います。
特別支援学級のすすめ
「あなたの子は普通級には入れませんよ。」
と言われたようなものです。当時、決めつけのように言われてしまったことに私はかなりショックを受けました。
しかしながら、特別支援学級にはただ単に希望することで入ることができるわけではなく、
就学相談などを通じ本人・保護者の意志を尊重しながら、市区町村の就学支援委員会が総合的に判断し、に政令市または都道府県の教育委員会が最終的に決定し通知を出します。
障害の程度、教育委員会の判断などがあって初めて所属することができる学級なのです。つまり、「何らかの診断名がついている」ことが前提なのです。
息子はまだ病院に行く前、もちろん何も診断名もついていない段階で保育士さんからこのような指摘をされたのです。
(特別支援学級が嫌なのではありません。保育士さんから決めのように言われたことが嫌でした。)
言葉の教室のすすめ
息子の活舌の悪さは私も気になっていました。
しかしながら、
- 息子本人は活舌が悪くて相手が聞き取れなかった時には「自らゆっくりと言い直す努力」が見られていたこと
- 苦手な言葉(例:さ行)はきちんと言えるまで言い直すことができること(本人が意識していること)
- とにかく言い間違いをそのままにしないことを意識していること
- 言葉の教室自体が激込みで、なかなか予約をとることができないこと
などの理由から、「言葉の教室」に通うことは積極的に考えることはありませんでした。(結果的に、現在は言葉に関しては困ってはいませんし、活舌もかなりよくなりました。)
さいごに
娘と比べて、息子の成長の様子を見ると、「なんか遅れているように感じる」のが正直なところでした。
しかしながら、息子が保育園の頃の担任保育士さんはどこか「息子の発達障害を決めつけている」ようにも感じました。
結局は(保育士さんに納得してもらうためにも)病院受診をすることになりましたが、いまだに診断名はついていませんし、当の息子は普通学級で生活をしており、得意不得意はあるものの、成績表も「達成できている」以上の評価をもらっています。
当時の担任保育士さんは、息子が1年になった後の授業参観にも来てくれていました。それは息子の様子を小学校の担任の先生に聞き取りをするためだったようです。息子が小学校で特に問題なく過ごしていることを知ると「えー?」と、納得いかない表情をしていました(-_-;)
ということで今回は、息子は2歳児クラスの時に担任保育士から「何らかの障害があるのではないか…」と心配されたという話でした。
病院を受診した時のことはまた後日書かせてもらいます。