いま世界で一番有名な病ですが、実際のところの症状やかかってしまったときの対応はいまいち知られていない病…そう新型コロナウイルスです。
私もつい先日新型コロナウイルスに感染してしまい、約10日間の療養生活を送りました。
新型コロナウイルスの症状は「無症状」から「肺炎のような症状」に至るまで千差万別です。私の場合は「インフルエンザのような症状」でした。
しかし、新型コロナウイルスはたとえ無症状でも「保健所に届け出なければならない病気」として扱われています。
今回は、私が実際にやり取りした保健所との記録をご紹介したいと思います。
(保健所の対応は自治体差があります。今回の記事はほんの一例として読んでいただければと思います。)
- 新型コロナウイルス診断日
- 新型コロナウイルス療養1~8日目
- 療養生活8日目午前、療養生活終えるまでに連絡を取ることに
- 療養生活8日目夕方、保健所から電話が入る
- 療養生活9日目
- 療養生活10日目 明日から通常の生活に戻っても大丈夫ですと伝えられる
- さいごに
新型コロナウイルス診断日
私の場合は発熱外来にて抗原検査の結果、新型コロナウイルス陽性でした。
保健所への届けは病院から行ってくれるため、患者側からは特に連絡を入れる必要はありませんでした。
病院側からは「近日中に保健所から電話が入ると思います。」と伝えられました。
新型コロナウイルス療養1~8日目
療養生活8日目までの間に3連休もはさみましたが、保健所からの連絡は一切ありませんでした。…いえ、正確にいえば、1回はありました。ですがこれは私よりも先に発症して療養生活をしていた娘に対しての電話連絡でした。
娘に対しての電話連絡は、療養生活3日目と4日目の2度あり、この4日目というのは私が陽性と分かった日だったのです。
娘に関しては、
- 名前
- 年齢
- 学校名
- 最終登校日
- 部活動(何部か)
- 発症日&診断日
- 発症から現在の症状
- 基礎疾患の有無(高血圧・糖尿病など)
- 家族構成
- 家族の状態(この時、私の状態も伝言済み)
などの聞き取りが行われました。
その後、患者IDなるものを教えていただき、「以降の問い合わせにはこのIDを伝えてください」と教えられていたのです。
ですので、私も「患者ID」を教えてもらう関係で必ず保健所から電話があると思っていたのです。でも8日目まで全く連絡いただけませんでした。
療養生活8日目午前、療養生活終えるまでに連絡を取ることに
療養生活あと2日残す日に私の勤務先から、「保健所に連絡取れていますか?」と聞かれました。
この段階では保健所と連絡取れていませんでしたので正直に今の状態を伝えました。
保健所側を擁護するのであれば、この時第6波のピークを迎えていたころで、医療機関はもちろん、保健所もパンク状態だったと思われます。
問い合わせの電話ひとつが業務の妨げになるかも…と思っていた私は、療養生活8日目にして保健所からの電話を待っているだけだったのです。
しかし、勤務先からは「連絡を取って指示を仰いでもらってください」と言われてしまい、仕方なく自ら保健所への連絡を取ることにしたのです。
保健所へ電話
「お忙しい中申し訳ないのですが…」と前置きをしたのち、
- 療養生活8日目になるがまだ保健所からの連絡をいただけていないこと
- 私自身が娘の濃厚接触者からの感染者であること(家庭内感染)
- 病院から薬の処方もされていること
- 病院からは毎日電話での問診があること
- このまま療養期間が終わったら、社会復帰してよいのか?
などを伝え、娘に対しての聞き取りはあったが、私に対しては無くても良いのか?という疑問を聞きました。
この時の保健所からの回答は、
え??省略すんの?濃厚接触者じゃないよ私!!陽性者~( ゚Д゚)
保健所からの回答に納得はいかなかったものの、「保健所の職員がそう言うのであればそうなんだろうな…」と無理やり納得する形で問い合わせが終了しました。
その後、職場へは保健所の回答通りに伝えたのです。
療養生活8日目夕方、保健所から電話が入る
ちょっとまずいとでも思ったのか…夕方になり、突然保健所から電話が入りました。
この電話では、娘の時の聞き取りと同じようなことを聞かれ、私の健康状態、家族の健康状態の聞き取りも丁寧におこなってくれました。(電話口の人は午前中に会話した人とは別人でした。)
この電話でようやく私の患者IDも教えてもらえ、「市公認のコロナ感染者」となったのです(笑)
療養生活9日目
療養生活8日目の問診時、咳止めと喘息の吸入薬が追加処方されていた私。その情報が保健所にも行っていたのでしょう。この日は3回電話がありました(笑)
1回目
症状の確認の電話。
- 発熱の有無
- 同居している人の状態
- 薬が追加処方されているが、息苦しさはあるか?
など、私の身体の症状を確認する内容の電話でした。
定期的なものといえばそうです。
2回目
パルスオキシメーターは届いているか?という確認の電話。
もちろん届いているわけないし、保健所から「送ります」という話もなかったことを伝える。
3回目
パルスオキシメーターをドアノブにかけたので確認して使用をしてほしいとの電話。
正直、「今更???」という気持ちしかない。
明日で療養終了ですけど(# ゚Д゚)
でも届けていただいたから一応使ってみました…💦
数値的には正常値でした…。異常なし(笑)
療養生活10日目 明日から通常の生活に戻っても大丈夫ですと伝えられる
療養生活10日目にも保健所からは恒例の症状の確認と、「翌日から社会復帰してよいですよ」とお墨付きをいただくことができました。
というより、私が電話を入れたその日からは毎日電話を入れてきた保健所…。
療養生活7日目までの「無」は何だったんだろうか…まさか忘れられていた??忙しかっただけ…と思いたいけれど…。ナンダカソウハオモエナイ💦
さいごに
新型コロナが蔓延して病院も保健所も業務がいっぱいいっぱいであることは百も承知です。
私もできるだけ病院や保健所にお手間をかけさせないように療養生活を送っていきたかったのですが、今回は「コロナ陽性者であるにもかかわらず保健所からの連絡が一切なかったこと」から自らが電話をかけることになってしまいました。
結果的には「電話をかけてよかった」のかもしれませんが、その後の慌てたような対応にもちょっと疑問が残ってしまったのも正直なところです。
コロナ患者が多い地域では「ネット上で対応」する場合や、「自宅療養者には電話できない場合もある」など、対応が異なります。
これは各自治体のホームページなどで確認できますので、お住いの自治体がコロナ患者に対してどのような対応をしているのかを確認の上での行動をした方が良いと思います。(私の居住区の自治体では特に明記されていませんでした。)