今どきひとり親家庭なんて珍しくなくなりました。
私たちが子どもの頃と比べると、ひとり親家庭の数はかなり増えていることが生活の中からも実感でき、我が家では父親がいない寂しさはありませんし、親子3人で歩いていても「父親がいない引け目」を自分自身が感じることはありません。
しかしながら珍しくないとはいえ、全体数からいうとやはり「珍しい部類には入る」のか、子どもの学校内では年齢によって周りの友達からの対応が変わるようです。
中学生女子の場合
現在中学生の娘のクラスにも我が家のほか、知る限り2人はいます。しかし周りの友達はそういうことを気にしない子ばかりなので、父親がいないわが子でも気兼ねなく付き合えるようです。本当にありがたい環境です。
会話の流れで「お父さん」というフレーズが出ないわけでもありませんが、変に気を使われるわけでもなく、自然な会話としてですので娘も「変に気を使われているストレス」を感じることなく交友関係を続けていけているようです。(その子の性格にもよりますかね…?)
小学2年生男児の場合
ただ小学2年生の息子のクラスの友達は、お父さんに関して興味があるようなのです💦
「ねえねえ、お父さんは??」
と平然と聞いてきます。幼い子なので仕方がないのですが、聞いてくるのはいつも同じ子です。そんでもって何度もしつこい(笑)
息子は1歳の時に父親と離れたため、もちろん記憶にはありません。ですので、友達にしつこく聞かれたところで、
???
な状態なのです。
相手の子に正直に教えてあげることができるのであれば何度も聞かれることもなくなるのでしょうけれど、我が家にはよその子にはなんて言って良いのかがわからない理由があるのです。
子どもたちの父親(私の元夫)がいない理由
元夫の無職生活とモラハラが原因で離婚をしています。
そして、かつて父親と呼ばれていた元夫は現在行方不明です。
離婚調停、裁判のすべてから逃げ出し、弁護士さんの追跡むなしく行方知れずとなってしまいました。
正直に言うなら↑こんな感じですが、私がその場に居合わせるときには
「お父さんは遠くで暮らしているんだよ(#^ω^)」
と言っています。(ウソではありません💦)
大人げないのですが、面倒なので二度と聞くなオーラを丸出しにして…。
(まあ、こんなことで怯むような子ではないのだが。)
子ども(特に息子)が父を知りたくなった時は…
我が家では父親の話はタブーではありません。何なら私から時々話すほどです。娘の中でも記憶が薄れつつある父親像ですが、我が家の中では元夫の悪態(?)が笑い話になるくらいの時間がたったのも事実です。
元夫の写真も用意はしてある
もう少し大きくなって、息子本人がお父さんのこと知りたいと思うようになったときはもちろんお話ししてあげようと思っていますし、「お父さんの顔を知りたい」と言ったときのための写真も数枚用意はしてあります。
お父さんに会いに行きたいと言われたら…
子どもたちが会いに行きたいと言っても止める気はありません。私にとっては他人でも、子どもたちにとっては父親に違いありませんので。
ただ1つ条件は、自分で自分の身が守れるようになってからです。
私は2度と元夫には会いたくはないので、子どもたちがどうしても会いたいのであれば、自分自身の身を守ることができるようになる年齢までは待ってもらうことになると思います。
それには、元夫の居場所がはっきりわかっている必要もあるのですが…。現状行方不明ですのでまずは探すところから…ということになります。
現在の子どもたちは父親のことをどのように思っているのか?
現在、自身の父親の記憶がある娘でさえ「お父さんに会いたい」とは言いません。
もちろんお父さんの記憶のない息子に至っては、なんとも思っていないようです。むしろ「お父さんってなに?」くらいの認識です💦
この先、「お父さんの顔ってどんな感じだった?」くらいの質問はあるかもしれませんが、「お父さんに会ってみたい。」とは言いだしそうにありません。
さいごに
私自身が子どもの頃はひとり親世帯は結構珍しかった記憶があります。だからと言って友人に「お父さんは?」なんて問いかけた記憶はありません。逆に妙に気を使ってしまっていたかもしれません。
そんな子どもの頃を思い出しつつ、現在はひとり親家庭という立場になり、案外「ひとり親」を気にしていない自分がいることに気が付いたのでした。
我が子たちも「父親のいない生活」が普通となってしまっているため、私の再婚には猛反対です。(注:再婚の予定はありません 笑)
ひとり親世帯ではあるけれど、今が一番楽なのです。