おやっさんのトリプルLIFE

ひとり親で2児を育てている母が実際の経験をもとに書くブログです。ひとり親の母としてのこと、たくましく生きる子どもたちのこと、ブログをしていて学んだことなどを綴っていきたいと思います。

民生委員のなり手がいないらしい

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先日、自治会の役員会が行われました。

この日の議題は主に「令和3年度の活動についての説明」でありましたが、一部の時間を使って、「現民生委員さんからのお願い」の時間と称して「時期民生委員の選出の話」が行われました。

 

 

民生委員とは 

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民生委員(みんせいいいん、Welfare commissioner)とは、常に住民の立場に立って相談に応じ、及び必要な援助を行い、もつて社会福祉の増進に努める社会奉仕者であり(民生委員法第1条)、日本市町村の区域に配置されている。民生委員法(昭和23年法律第198号)に規定される。地方公務員法第3条第3項第2号に規定する非常勤の委員であり、政令指定都市中核市にあっては[1]、その他市町村特別区を含む)にあっては都道府県[1]特別職地方公務員である。

民生委員は児童委員を兼ねる。

                    民生委員 - Wikipedia  より一部抜粋

 

簡単に説明するのであれば、福祉の手助けが必要な人と行政の橋渡し的な立ち位置の人ということです。

 

 

役員会の時間を割いて行われた現民生委員さんからの話とお願い 

役員会も終了間近という頃、ちょっと待った!と言わんばかりに現民生委員さんが割って入ってきました。(この日の予定にはなかったことでしたので、自治会長さんも少し驚いていました。)

 

しかし、「少しだけお時間をください」とのことでしたので、解散前に民生委員さんの話を聞くことに。

要約すると以下の通り。

  • 自分自身の民生委員の任期が近づいていること
  • 自身が高齢で病気をしてしまったことから後継者を探していること
  • 団地の住人から2名選出したいこと

とのことでした。

 

高齢で病気をされてしまったとのことで、民生委員の交代というのも仕方のないことではありましたので、役員一同は静かに話を聞いていたのです。

 

ところが…

 

急に民生委員の選出会になった 

民生委員の活動内容についての話が終わると、

「では、この中から2名選出したいです。断ることはできませんからね。」

と、いきなり立候補を募りだしたのです。

 

役員会議で集まった私含む約40名は「寝耳に水」状態。一同があっけにとられている間にも現民生委員さんは、

「誰でもいいんですよ。コロナ禍ということもあるので仕事は少ないです。」

「誰もやらないという選択肢はないですよ。」

と半ば強制的に決めてしまおうとしていました。

 

当然、みんな心の準備ができていないこともあり、誰も立候補する人はおらず…というより、みんなが「この場で決めるのか???」と疑問符が出ていたのではないでしょうか?

 

民生委員の決め方に疑問を持った先代自治会長が口を開く 

しばらくの沈黙の時間が流れました。(約10分ほどだったのでしょうか?)

 

顧問として立ち会ってくれていた先代の自治会長さんが一言。

「あの…それは今日決めなくてはならないものでしょうか?」

 

現民生委員さんは「そうですね。今日決めたいですね。」というが早いか、

「あなたやりなさい。申し込み表も持ってきているから。はいこれね。」

と言って二人の若い女性に向かって申請書を渡そうとしました。理由は目があったからだそうです( ゚Д゚)

(もちろん女性たちはその場で申請書を受け取ることはしませんでした。)

 

なんだかちょっと横暴な決め方に一同がドン引きしていた時に、先代の自治会長から提案があったのです。

「今日は、皆さん急に聞かされてお困りですので、急ぎでなければ回覧板で全世帯に情報を流して立候補を募るでも良いのでは??」

その通りだよ、ありがとう先代…

この提案に現民生委員さんもひとまず納得されたので、この場はお開きとなりました。

 

なぜ民生委員のなり手がいないのか?

民生委員の仕事内容にあるのかな?と思います。

ただでさえ私たちが暮らしている団地は、高齢者世帯、ひとり親世帯、障碍者世帯など見守りが必要な世帯が多いです。全体の8割がたは福祉の助けが必要な世帯ではないかと思っています。

実際に我が家もひとり親世帯ですので、まずは自分の子どもを守ることでいっぱいいっぱいなのです。乱暴な言い方をするけれど、人の家庭の心配をしている場合ではありません

 

ましてや今回は「みんながやりたがらない自治会の役員を引き受けてくれた人たち」の集まりだったため、「なんで私たちの中から選出しなければならないのか?」という疑念も生まれてしまったことも大きかったと思います。

(民生委員は役員の中からでなくても良いのです。)

 

回覧板と掲示板掲示で民生委員を募る 

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ひとまず現民生委員さんには納得してもらったので、「民生委員募集」のチラシを作ることが決まりました。

 

ところで誰が作るの?????

 

それは、令和3年度事務局に決まった私でした。

私に対してオーダーが入りました。

 
mission民生委員募集のチラシを作る
  • どんな仕事かわかりやすく
  • 興味を引くような内容で
  • 報酬額(多少報酬が出るようです)を記載

これらを書き込んで回覧用と掲示用の2種作るのです。

初仕事がこれって…"(-""-)"

 

 

さいごに

実はすでにチラシは仕上がっています。

ですが、印刷用のプリンターのインクが切れているため、今発注しているところなのです。ですので、インクが到着次第、プリントを行いたいと思います。

 

しかし、ちょっと強引な決め方になんだか民生委員さんのイメージまでもが良くないものになってしまった…ようにも感じました。

 

それにしても、民生委員さんのイメージって

  • 人望があって市からお願いされた人
  • 生活に余裕があり、お金に困っていない人(地主さんとか…)
  • ちゃんとした職についている人

だったので、今回の選出方法(要するに適当に選ぶ)で決まってしまうような簡単なものとは知らなかったです。

 

誰でもできるものだということを知らなかったのです。

 

驚きの決め方、驚きの新発見などがあった会合となりましたが、無事に民生委員さんが決まると良いと思っています。(我が家では負担が大きすぎるので引き受けることはできませんが…💦)