元夫が離婚調停・裁判から逃げるように消息を絶ち、結果的に離婚が成立してから早数年たちました。
離婚成立当時1歳だった息子はもちろん「お父さん」を知りません。もちろん、記憶にもないようです。
反して、離婚当時6歳だった娘は「お父さん」の記憶が断片的に残っている様子。
今回は父の日も近いことから(?)、この二人の子どもが父親のことをどのように思っているのかをちょっとだけ聞いてみることにしました。
- 息子は父親のいない家庭を「当たり前だ」と思っている
- 元夫にかわいがられていた娘だが父親に対して思うことがあった
- 年に一度の「父の日」我が家には関係ないけれどせっかくなので子どもたちに父親についての思いを聞いてみた
- さいごに
息子は父親のいない家庭を「当たり前だ」と思っている
父親のいない家庭が当たり前で生きている息子ですが、そのことについて不満を言ったことは一度もありませんし、「お父さん」という存在そのものを知らないので、「父親のいない寂しさ」という概念もないようなのです。
母である私と、姉と自分の3人での生活が彼の中での「普通」となっているので、
- 自分には父親がなぜいないのか
- お父さんがいてくれたら…
- なんか寂しいな
などネガティブな発想にならずにいられるのでしょう。
息子には少し当たりがきつかった元夫
息子にとっては父親の記憶は、ない方が幸せなのかもしれません…。
兄弟間の差別というものはあってはならないものだと思いますが、元夫の中ではすべての基準は当時5歳だった娘でした。
当時0歳児だった息子に対しては
「男だからと言って甘やかすな!」
「男だからってすぐに抱っこするな!」
「男だから泣くな。」
と無理難題を言って私に息子の相手をさせないように仕向けていたように感じます。
そうは言っても元夫の要求は、0歳児に対してのものではないので、私は元夫の狂言は無視して息子の世話はしていましたけどね"(-""-)"
元夫にかわいがられていた娘だが父親に対して思うことがあった
娘は元夫にかわいがられて育ちました。娘は元夫に公園などにも積極的に連れて行ってもらっていました。 当時は娘も楽しそうに過ごしていたように見えました。
元夫との別居を機に話してくれた娘の本音
元夫と離婚をするための第1段階として「別居」を実行に移した時のこと。
お父さんがその場にいないことの安心感からなのか娘が自分の気持ちを話し始めました。
- お父さんが面倒くさい人だったこと
- お母さんと一緒に寝たかったこと
- 夜中に吐いてしまっても気が付かれずにパニックになったこと
- 弟(息子)の面倒を見ないで自分(娘)に見させていたこと
など、「父親に関する不信感」を吐露したのでした。
面倒くさい父
わずか5歳の娘から「面倒くさい人」と言われた元夫。どういったことがあったか箇条書きで書きだしてみます。
- 娘に毎晩一緒に就寝することを強要する(母親のもとへは行かせない)
- 娘に対しても父が気に入る回答をしないと父が拗ねる
- 「公園に行かない」と言うと父は拗ねるか怒る
- とにかく父の意見に背くと面倒くさいことになる
元夫…5歳児相手に何やってるんだか…。
元夫を気遣っていた娘の方がよっぽど大人な対応をしていたのだと思うと、娘に対して申し訳ないなと感じたのでした。
お母さんと一緒に寝たかった…
「私だってお母さんと一緒に寝たかった…」
と言われたときには胸が締め付けられる思いになりました。
毎晩私と一緒に寝ている弟のことがうらやましかったとのこと。
だけど父親が「パパと娘ちゃんは一緒に寝るよ」と言い続けていたこともあって、父親に気を使って仕方なく父親の部屋で寝ていたことを話してくれました。
しかしそれは娘にとっては苦痛でしかな型のです。そしてこのことは夜中に娘が嘔吐してしまったときに私の中で元夫に対する怒りとなったのです。
娘の嘔吐
父親の隣で寝ている娘が突然嘔吐してしまいました。
普通は隣で寝ていればすぐに気が付きそうなものですが、元夫は全く気がつかずいびきをかいて眠っていました。
隣の部屋で寝ていた私が異変に気が付いて、娘のもとに行くと嘔吐した娘が泣いていたのでした。もちろん後処理を済ませ、その日は私と共に寝ることにしました。元夫には
「信じられない、自分の子どもが吐いて隣で泣いているのに眠っていられる神経がわからんわ!そんなん一緒に寝る意味ないじゃん。」
と嫌味を言ったのですが…元夫には伝わらず…。
「だって気が付かなかったんだもん。」
で済まされました。
しかし、私と娘の中では忘れることのできない出来事となったのです。
息子の面倒を見ない元夫
私が仕事や買い物で、一時的に元夫・娘・息子に留守番をお願いすることになると、娘が息子のお守り役にされることが多かったそうです。
その間元夫はというと…
- 別室で寝ている
- またはテレビを見ている
ことが多かったそうです。
年に一度の「父の日」我が家には関係ないけれどせっかくなので子どもたちに父親についての思いを聞いてみた
「父の日」は我が家には関係のない行事なのですが、せっかくなので、二人の子に『お父さんに会いたいか?』と聞いてみました。
娘「お父さんの顔も忘れた…。別に会いたいとも思わないし、思い出したくもない。」
息子「お父さん?????」←そんな人居たっけ??的反応。やはり記憶にもないのです。
結論:我が子達は、お父さんという人に興味はないようです。
さいごに
実は、わが家には元夫の写真も何枚かあります。
私にとっては「どうでもよいもの」ではありますが、子どもが大きくなった時に、
「お父さんってどんな人?」
「どんな顔をしていたか見てみたい。」
と言ってきた時のために元夫の写真は取っておいてあるのです。
令和3年で離元夫との別居から7年が経過しました。しかし、この7年間子どもたちから「お父さんについて」の話が出ることはほとんどありませんでした。
息子に限っては「お父さん」と言ったことは一度もありません。
娘とは少しだけお父さんの話にはなりますが、薄れていく娘の記憶の中でのお父さん像はあまり良いものではなさそうです。ですのであんまり話になることはありません。
写真の出番も…今のところはなさそうです。