令和2年度に中学校に入学した娘の学年は、「新型コロナによる学校休業」からの中学校生活をスタートして、3年間過ごしました。
入学時からの自宅待機を始め、新型コロナに配慮してのマスク生活、行事の縮小、時には濃厚接触者となったり、自身が感染してしまって自宅待機になるなど、思うように中学校生活を送ることができなかったのではないかと思います。
学校生活では、家庭科での調理実習が行われなかったり、職場体験が中止になったり、文化祭が中止になったりと中止や取りやめになることが多く、その中に「合唱コンクールの中止」も含まれていました。
中学校では校歌すらまともに歌うことができなかった
そもそも音楽の授業で「歌うこと」が避けられてしまったため、校歌すら歌うことができなかったそう。セレモニー時でも、「音源」を流していたのです。
その為、娘は中学生の間、まともに校歌を歌う機会に恵まれず、「歌詞をまだ覚えてないかも…」と言っていたのが3年生時。
校歌だけではなく、中学校で習うはずのアルトリコーダーもほとんどおこなうことができず、代わりに「ギター」をしていたのだとか。
そんな状況だったため、当然「合唱コンクール」をおこなうことは出来ませんでした。
高校で急遽「合唱コンクール」をおこなうことに
学年主任の先生の発案で、「合唱コンクールをしよう!」ということになりました。
先に書いたとおり、今(R5年度)の高校1年生の学年は、中学生全期間において、いろんなイベントを削られてきた学年です。
その数あるイベントから、生徒が未経験の「合唱コンクール」に注目したものと思われます。 娘の通う高校では、通常は合唱コンクールをおこなわないのですが、今回は特別にとのこと。
みんなで一つの歌を作り出すことはいいことですもんね。私も大いに賛成ですし、学年主任の先生には、新たな経験の機会を作ってくれたことに感謝しています。
早速コンクール曲と指揮者・伴奏者を決める
急遽決まったことと、冬休みも間近となっていたこともあり、とりあえず選曲をしました。急ぎで決めることになりましたので、「学校内ですぐに楽譜が準備できる曲の中から選ぶこと」という条件が付きました。
次いで指揮者と伴奏者決めでしたが、指揮者はすぐに決まるものの、それなりの技術が必要な伴奏者に立候補する人がいなく…娘に白羽の矢が立ちました。
どうやら「ピアノ弾けるらしい」という情報が駄々洩れ(笑)だったみたいで、娘が言うには「逃げることができなかった」そう。 とはいえ、娘も習っていたピアノ教室をやめてから早3年以上が経っていますので、「弾けるかどうかわからないから楽譜を見て決めたい」と伝えたという。
その後、楽譜を見て「弾くことができそう」と判断した娘は、伴奏を引き受けることにしました。
さいごに
小学校の時は、「伴奏者」を決める際は、たいてい数人が立候補してオーディションを経て決まるというのが通常でした。今回も「きっと立候補者がいるだろう」とタカをくくっていたのですが、半ば推薦という形で娘が伴奏を引き受けることになってしまいました。実に小学6年の時ぶりのピアノ伴奏となります。
冬休み前に曲を決めてくれたこともあり、練習時間を設けることができるのが、せめてもの救いだったなと思っています。 冬休み明けから合唱の練習は始まります。それまでにしっかり練習して、クラスの子に迷惑かけないようにしてもらいたいものです。
追記:その後無事にコンクールを終え、娘のクラスはなんと「最優秀賞」を受賞することができました。