今現在、ひとり親として2人の子どもを育てている私は、正社員として会社に縛られているというわけではありません。しかしそれは望んでそうなっているのではなく、本来であれば「絶対安定」と言われる正社員として安定した立場と収入を得ていたいところですが、まじめに働いていても今なお、フルタイムパート扱いのままなのです。
元々はもちろん「正社員希望」だった
私の仕事は保育園で給食を作る仕事です。調理師の資格はありますが、残念ながら栄養士の資格はありません。
仕事は正社員で探していたがひとまずパートでも良しとした
元夫との離婚が成立する前に今の会社へ就職をしました。(保育園とはいっても、株式会社が複数園を運営しているところです。)
当時(平成27年ごろ)は社内にまだ小さな園が2園のみであり、それほど大きな規模での運営はしていませんでした。しかし、市内では待機児童問題が深刻であり、各所で新しい保育園が乱立していたころでした。
私が今の会社に就職した時は、短時間パートとしての採用でした。
小さな保育園では、給食職員の勤務時間も短いことが多く、通うことができる範囲では、正社員での採用はおこなっているところは全くありませんでした。
会社の未来に賭けてみる
それでも、幼子を抱えたシングルマザーを採用していただけたこともあり、当面の間は信頼と実績作りを兼ねて採用していただけた園で働こうと思っていました。
週4日、1日5時間半から6時間の勤務という、子ども2人抱えて暮らしていくには、稼ぎが厳しい条件下ではありましたが、ひとまず安定した収入の確保が最優先でもありましたので、当時は妥協するしかありませんでした。
ただ条件に妥協したと言っても、私は当時次のことを考えていました。
- ひとまず会社からの信用を得る
- この先数年内に大きな保育所ができるかもしれないその時に戦力として使ってもらう
- 大きな保育所なら正社員になれる可能性があるかも…
私は働きながら会社の未来に期待することにしました。
数年後、待望の大きな保育所開園
入社から3年が過ぎようとしていたころ、「子どもたちのためにもゆくゆくは正社員で働くつもりで職探しをしたい」と上層部に伝えたところ、「社内で大きな保育所ができるからそちらで働いてみないか?」と声をかけていただけました。この時も、
「正社員が希望です。」
と伝えましたが、調理師資格しか持たない私は、今の会社ではフルタイムパートとしての勤務しか道はなく少し迷いましたが、パートでの勤務を承諾したのです。(栄養士は正社員の募集をしていました。)
資格の差で「正社員をあきらめざるを得ない」現実もある
正社員と同じ時間、同じ日数働いているのにもかかわらず、私はいまだにパート扱いのままです。業務ももちろんまじめにこなしていますし、栄養士とも保育士ともうまくやっています。
一番の原因は「栄養士ではない」と言うことだと感じています。
会社側からの信頼もまあある方だと思いますし、上層部の人にも感謝されることもあります。働き始めて長くなりましたので、お互いの情もあるかなとは思います。
それでも私はパートのままです。
転職を考えることもあった
安定した正社員を求めて転職も考えたことはありました。ちょこちょこ覗く求人には「保育園調理師の正社員」の募集も目にします。
今の園に採用されたときは、移動手段は自転車か交通機関しかなかったのですが、現在では自動車も所有しているので、通勤できるの範囲も広がっています。探そうと思えばいくらかは新しい職場を探すこともできます。
でも、私はいまだに同じ会社のパートで収まっています。
それには理由があって、
- 給料が悪くない(むしろ同業他社と比べて良いのではないかと思う)
- 年3回のボーナスがある(額は正社員よりは少ないけれど…)
- 有給がとりやすい(重要 笑)
- 子どもの行事等に理解がある(これも重要)
- 人間関係が良い!!(これ、何気に1番重要かも)
など、辞めなくてはならない決定的な理由が見つからなかったからなのです。
正社員にこだわらなくても良いかと思ったわけもある
数年前まであれほど正社員にこだわっていたのに、ここ最近は「パートのままの方が良いかも」とさえ思えるようになってしまいました。
コロナ禍でも安定した収入があった
保育業界では、コロナ禍でも通常通り業務をこなしていました。
世間では在宅ワークや自宅待機など、出社しない方も多かったのですが、保護者が在宅ワークであっても、お子さんを預けに来る人はそれなりにいましたので、私たち保育園の職員は出勤日数も時間数も減らされることなく、安定して働かせてもらえました。
コロナが大流行してから、職種によっては正社員でさえ給料カットにあってしまったり、リストラの対象となってしまったりという話もたくさんありました。私はただのパートですが、職業柄、感染対策をしっかりと行うこと以外は、普段と変わらない日常を送ることができました。
もちろん収入に影響することもありませんでしたので、パートであっても、一応は安定した生活を送ることができるということを実感したのです。
正社員と同じような待遇にしてもらえている
勤務先では、賞与の額などの違いはあれど、有給の取得や、勤務日数や時間などは基本的には正社員と大きく変わらない待遇にしてもらえていると感じています。(パートにありがちな、無理に時間数を調整されるようなこともありません。)
パートでありながら、フルタイム勤務を基本としてもらえるため、時間で働く私にとってはめいっぱい稼ぐことができています。
正社員よりは気楽だけど、やる気も起こさせてくれる職場
残業が当たり前(というわけでもありませんが)な正社員と比べても、きっちりとした時間で上がりやすいのがパートでもあります。いればいるだけ時給が発生してしまいますからね。
もちろん、時間前には仕事を済ませますが、変に保育士や同僚に気を使って職場に残る…なんてことも考えなくて良いのもパートならではの良いところだと感じています。
与えられた仕事はこなしますが、変に気づかいしなくても良いというのは◎です。
ただ、業務に関しては近年、任されることも多くなってきています。
保育士等キャリアアップ研修などにも参加をし、新たな業務(食に関することですが)を行うことも増えてきました。
しかしこれは、自身のモチベーションアップにつながることなので、決して嫌ではありません。
休みやすい
私の勤務先は、比較的休みを取りやすいのではないかと思います。しかし、正社員とパートでは、やはりパートの方が上層部から休みを気遣ってもらいやすい事実もあります。
「パートさんに無理はさせられない。」
そんな雰囲気すらあります。
私はあまり休みをとることもありませんが、よく「今月は有給を使う?どうする?」と聞かれたりします(笑)
堂々とブログ収入を得ることができる(笑)
正社員はいまだに副業禁止のところも少なくないと思います。ですが、パートである場合は基本的には自由です。実際に私の職場でも、ダブルワークの人がいます。
私はブログを始めてから6年ほどになります。
本業と家事育児の合間に記事を書いていることもあって、上手な運営ができているかどうかと言えば「全く大したことない」レベルです。
収益もほとんどないですし(笑)
さいごに
私の場合、子どもを育てている以上、本来であれば正社員で働くことを選択すべきなのかもしれませんが、
- おそらく同業他社の正社員と変わらないくらいの給料をもらえていること
- 長年勤めているので人間関係が楽なこと
- パートでありながら賞与ももらえていること
- ブログでの活動が行いやすいこと
などの理由もあって、フルタイムパートとして「比較的自由もあるけれどしっかり働いているスタイル」で収まっています。
1日8時間働いていますが、副業OKなのはその気になればなかなかポイントが高いように思います。
ただ、身体のことを考えるとそう無理もできないのですが…。
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コメント
こんばんは。はじめまして。
記事を読ませていただき,読者登録させていただきました。次の記事も楽しみにしています。
はじめまして!
読者登録ありがとうございます!
のんびり更新のブログではありますが、今後もよろしくおねがいします。