中学3年生の夏ごろには「音楽の専門学校に行く」ことに決めていた娘は、高校選びは「部活動」で決めました。
中学から吹奏楽にのめりこんでいた娘は、高校でも吹奏楽を続けるため、「市内でも吹奏楽でそれなりに良い成績を収めている公立高校」への進学を果たしました。
1年生4月 体験入部からなぜか教える側

高校入学後、間もなくして行われた「部活動体験期間」では、娘は吹奏楽部以外は考えていなかったため、全ての日程を吹奏楽部の体験に使いました。
中学の時から個人レッスンを受けながらサックスを吹いていたため、本人はそのまま高校でもサックスを希望していました。しかし、サックスは先輩が卒業してしまったため、娘が入部希望をしていた段階ではサックスの人は不在だったのです。
でも、やはり人気楽器ということもあってかサックス希望で体験に来る生徒(娘の同級生)は何人かいました。しかし、対応する人(通常なら2、3年生)がいないという状況の中、音楽講師から「どうせ入部するなら、サックスの体験入部の子を見てあげて」とお願いされ、体験入部の子が体験入部の子の世話をするという不思議な状況となりました。
結局、サックス部員は娘含む2人だけに収まってしまいましたが…。
1年生9月 世代交代と共に幹部に就任

夏のコンクールを終えると、3年生は受験等のため仮引退となり、世代交代が行われ、部長をはじめとする幹部職(4名)を決めます。
4名中3名は2年生から、1名は1年生から選出します。
この当時は、3年生の幹部の指名で次期部長等が決められました。娘は、副インスペクターとして指名を受け、正インスペクターと共に部の予定計画・管理を主とする仕事を任されました。【高校吹奏楽】インスペクターって何?
2年生4月 部長と共に市内の幹部会に出席
あまり知られていない仕事?ですが、場年1回市内各学校の吹奏楽部幹部が集まった意見交換会が行われます。その代表として部長からの指名で参加することになりました。この時は、部長の付き添いのような立場だったので、「その場にいる」ことが主だったようです。
各学校の吹奏楽部の練習方法や、幹部ならではの悩みなどの共有や相談などの場だったようです。
2年生9月 戸惑いと不安の「学生指揮長」になる

通常ルートであれば、「副インスペクター→正インスペクター」という流れで仕事を引き継ぐため、例外なく娘が正インスペクターに決まりかけていました。
しかし、この年は音楽講師の鶴の一声によって、娘が学生指揮長に就任することになり、幹部構成が大きく変わりました。
前年まで学生指揮は、「幹部ではない」扱いでしたが、この年からは「学生指揮長に限っては幹部扱い」となったのです。(学生指揮は通常2~3名います)
【高校吹奏楽】学生指揮ってどんな仕事?部長が口出してよい仕事なのか?
学生指揮としての仕事
通常
- 基礎合奏の取りまとめ
- 講師不在時の練習メニューの決定と仕切り
- 講師との音楽的なことの打ちの合わせ(練習の範囲など)
- 校内イベント時の指揮
+娘が音楽講師にお願いされていたこと
- 耳コピからの楽譜起こし
- 一部の編曲(木管金管問わず)
- ソロ部分の簡単な作曲
前年までの学生指揮でも行っていなかった、「楽譜をいじる」という作業まで娘はしていました。もちろん、音楽講師にお願いされてのことです。
部活動以外に音楽の専門的な勉強をしていない高校2年生にとっては、「なかなかハードルが高いお願いをするな…」とは感じていましたが、先生も「自分が指揮を振る曲」の編曲をさせるのだから、それなりに娘のポテンシャルを信じてのことだったのかもしれません。
そして娘も、その期待を彼女なりにこたえるため、一生懸命に考えてひとつひとつの課題をこなしていました。そして、そのすべてを先生からのお直しなし(一発OK)でやり切っていたのです。
2年生1月 アンサンブルコンテストで県大会
アンサンブルコンテストには、中学の時に1回、高校に入ってから2回出場機会がありました。しかしながら、高校の1回目までは地区大会止まりであり、なかなか県大会への壁を破ることができませんでした。
そしてラストチャンスとなった3回目の挑戦では、やっと悲願が叶い、地区大会金賞&県大会出場となりました。県大会ももちろん金狙いではありましたが、残念ながら銀賞。それでも、悔いのない結果となったみたいです。
アンサンブルコンテストの練習では、選曲からすべてを任せてもらえ、練習も娘が主体となって行い、サックス専門の講師も招いて限られた時間の中で、しっかりチームをまとめて技術力を上げました。
3年生4月 新しい後輩を仲間に入れての学生指揮長
最高学年となった3年生では、多くの新入部員を仲間に加え、過去数年での最多人数を率いる形での活動となりました。
部を統括するのはもちろん部長の仕事ですが、部の音楽をまとめていくのは学生指揮ならではの活動となります。他のどの部活にも存在しない、吹奏楽ならではの大切な役職です。さらに、通常の活動に加え、次期学生指揮長候補の後輩(通常は2年生)の育成も同時に行っていきます。
次期学生指揮長候補の選出
音楽講師と共に話し合いで次期学生指揮の候補者を決めます。
後輩の中から学年問わず(完全実力主義)で候補者を選出します。
- 音楽に理解がある
- 譜読みが早く正確
- 音の聞き分けがそれなりにできる
- 正確に指摘できる
- 音楽講師と対等とまではいかなくとも、それなりに音楽的な話ができる
- リーダーシップがある(これは徐々に育成でも可)
これらの点を踏まえて、娘と講師でそれぞれ選びます。ここで両者が一致するならば、それでほぼ決まりですし、一致しない場合はそれぞれの意見(講師が見えていない生徒の姿もあるでしょうから)を話す形となったでしょう。
この時は、娘と講師の意見は一致していたため、すんなり次期学生指揮長の子は2年生ひとりの生徒で決まりました。
3人体制の学生指揮
そんなに学生指揮っている??と思われるかもしれませんが、高校吹奏楽においては学生指揮も奏者であるため、自身も演奏をおこないます。特にアルトサックスの娘は、イベント時のポップス曲においてはソロも多く、指揮を振っている場合ではないときもあります💦
練習時もそうです。奏者であるので、自分自身の練習も行わなくてはならず、その場合には他の学生指揮が交代で基礎合奏のかじ取りを行うのです。
さいごに
中学から高校にかけて6年間、吹奏楽でサックスの腕を磨いてきた娘。高校卒業後には、音楽関係の専門学校への進学も決まっています。
吹奏楽部幹部、学生指揮の経験はきっとこの先でも活きてくると思います。
人をまとめる、耳を養う、音楽を作り上げる、編曲に携わる、どれも今後の娘の人生のためには良い経験だったと思います。多くの経験をさせてくれた音楽講師の先生には感謝しかありません。

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