モラハラ加害者と交際~結婚生活を10年越えで経験した、おやっとです。
今回は私の経験をもとに、「モラハラ加害者になるかもしれない人」の特徴を10個上げましたので是非ご参考にしてくださいね。
飲食店などで店員さんに対して「偉そうにする」人
これは比較的わかりやすいと思います。
店員さんに対して威圧的な人だったり、すぐに声を荒げる人、すぐに文句(クレーム)を言う人も要注意です。
モラハラをおこなう人(以後モラハラ人)は、「自分より格下(と思っている)の人」にはとことん強気に出ます。それは家庭を持ってからも変わる事はありません。
それどころか「昔の会社の上司と部下の関係」というのがしっくりくるくらいの関係性となってしまいますので、まだ結婚前でパートナーがこういった行動をとるような人であったら、一言忠告してみましょう。
「そんな風に店員さんに言ったら迷惑だよ。それに周りの人のことも考えて。」と…。
この忠告に対し、素直に謝ることができる人はモラハラ加害者にはならないかもしれませんが、
「俺はこの店のために言っているんだ。間違ったことは何も言っていない。」
などと反論してきたら、その人は限りなく「危険です」
過剰な「俺はすごい」をアピールする人
モラハラ人は「自分大好き」「俺は何でもできる」「能力が高い俺、凄い」とまあ、自分が大好きな人が多いです。特に結婚前、お付き合いをしている段階ではパートナーに対して「良い顔」をしたいと感じますので、過剰に「俺凄いアピール」をします。
「人に良く思われたい」という感情自体は悪いことではありませんし、付き合っているパートナーに対してであればなおさらそうですよね。
ですがモラハラ人は、「人の評価を下げてまで自分凄いアピール」をします。
そしてそれは他人の悪口にしか聞こえないのです。
モラハラ人の見極めポイントは、
「俺すごいアピール」をされていやな気分になるか否かという点です。他人のことを貶してまで「俺すごい」と聞かされても…という点ですね。
「俺は」「俺が」「俺の」が口癖の人
(画像はあくまでイメージです)
なんでも「俺が、俺が」とまるで小学生のような口癖です。前項にも書きましたが、「俺はすごい」ということをまるで口癖のように言います。
「あの時俺が○○してやったから~。」
「俺が思っていた通りだっただろ。」
「俺の言うとおりにしていればいいから。」
これらは自分の意見を相手に押し付けているだけであり、相手の話を聞く気はさらさらないことがうかがえます。だって、一人で話を完結してるじゃないですか~(笑)
まあ、ただのお話し好きである可能性もありますので、自分のパートナーが「モラハラ人」か「ただのお話し好き」かわからない場合は、
「いやいや私だって○○したでしょ。」
「思っていただけでは何も変わらないけどね。」
「私は私の意思で動くからお構いなく。」
など、一言言い返してみてください。
「生意気だ。」
「黙ってろ。」
「それじゃあ、俺たちはパートナーとしてはやっていけないね。」
などと返ってくるようでしたら、それは限りなくモラハラ人です。人の意見を聞くことなく、自分の意見をごり押ししてくるのは、モラハラあるあるです。
男尊女卑な発言をする人
この令和時代に「古き良き昭和時代」を熱弁する人も実は要注意です。
昭和時代前半は「大黒柱の家主と専業主婦」という組み合わせの家庭が多く、亭主関白である家庭も多かった時代です。
しかし、夫婦共働きが主流となった今の時代においても「亭主関白」をにおわせる発言をする人は要注意人物です。
私の元夫も男尊女卑思考の持ち主でした。ことあるごとに「女は~」「女ってやつは~」と言っていました。
そして結婚後「亭主関白」でいたいと思うのか、家事はしない、子育ても気が向いたときだけ参加、と家庭内のことはほとんど私に丸投げ状態でした。
もちろん共働きでしたし、婚姻生活後半に至っては私が大黒柱だったのですが…。
亭主関白でいたいのであるなら、私が専業主婦でいても困らないくらいの稼ぎをしてきてくれれば…とも思ったこともありますが(-_-;)
家事に非協力的な人
先の亭主関白とつながるのですが、「家事育児は女がするもの」という考えであるため、基本的には家事育児には消極的です。もちろん家事分担の話し合いをする気すらありません。
お金にだらしない人
意外に多いのが「自己破産歴のある人」。モラハラ人の大半がそうではないかと言うくらいよく聞く話です。(もちろん全員がそうではありませんし、致し方なしに自己破産された方も多いですのであしからず。)
では、なぜモラハラ人に自己破産歴のある人が多いのか?
それはモラハラ人がもともと「お金にだらしない」傾向にあるからなのです。
モラハラ人は基本的に、
- 自分の稼いだお金は自分のもの
- パートナーが稼いだお金も自分のもの(または家計のもの)
- クレジットカードなどの借入金はなぜか貯金と思っている
- 児童手当など世帯に入る収入は自分の臨時収入
という考えです。
そして貯金をすることが苦手であり、自分の至福のためにあるだけのお金を使ってしまうのです。
モラハラ人は基本的にお金に対してだらしないため、結婚前にはその兆候に気がつけると良いですね。例えば、
- 頻繁にお金を貸してほしいと言われる
- 食事や遊びに行っても毎回のようにおごらされる
- 新しいクレジットカードを作るように執拗に言ってくる(パートナーのクレジットカードも当てにしている)
などと言うことがあれば、結婚にはかなり慎重になるべきです。
嘘つきな人
モラハラ人はヘタな嘘をよくつきます。
その嘘も、
- 保身のための嘘(自分の都合が悪い時の嘘)
- 自分の欲求のための嘘(物欲・金欲)
などであることが多く、特に金銭がらみでは何が何でも自分の懐を潤したいと考えるので、子どもでも付かないような嘘をつくことがあります。
【実話】
婚姻時代後期の話。わが家は、元夫が無職になり私の収入と義実家からの援助で生計を立てていました。(児童手当は元夫のお小遣いと化していました。)
そんな状態ですので、当然余裕のある暮らしではありません。
日々の野菜は義実家で作っていたものをいただけましたが、それでも「明日食べるお米にすら困る」ことも珍しくなく、家計に頭を悩ませていたのです。
そんなある日、元夫が珍しく「米を10㎏買ってきてあげるからお金ちょうだい。」と言い出しました。お米は重いものですので、買いに行ってくれること自体はありがたく感じましたが、私には嫌な予感がよぎったのです。
米代をくすねるのではないか???
そう思った私は、「いや、とりあえず5kg でいいよ。」と告げ、5㎏分のお金を手渡しました。しかし、元夫は引き下がりません。(以下赤文字元夫、青文字私のやり取りです。)
「どうせ消耗品だし、10㎏買ってくるから10㎏分のお金をくれ。」
「イヤイヤ手持ちもそんなにないし、いっぺんに閊えるほどのお金はないから、今日のところは、これで買ってきてほしい。」
「でも、子どもたちも(米を)食べるだろ?何度も買い物に行くのも大変だし、今日いっぺん(1回で)に買ってくるから。」(少しイライラ)
「だから、手持ちが無くなっちゃうし、また必要になったらその時私が買いに行ってもいいから今日は5㎏で。」
「だーかーらーぁ(イライラ度上がる)、10㎏買ってくるって言ってるだろ!そんなに俺のことが信じられないんだな!!」(声高に)
(やばい、これ以上刺激したら面倒くさいことになりそう…。)仕方なしに元夫に10㎏分のお金を渡す。
「でも、おつりはきちんと持ってきてよ。」
「んなことわかってる。」
こんなやり取りをして買い出しに行った元夫。
しかし帰宅時に手に持っていたのは、
- 米5㎏←なぜ?(# ゚Д゚)
- 元夫の嗜好品←だからなぜ?(# ゚Д゚)(# ゚Д゚)
であり、「おつりは?」と聞くも「もうないよ」と悪びれもなく答えました。
数分前に「俺の言うことが信じられないんだな?」と言った人の言動とはとても思えませんし、そんなウソつき元夫のことをわかっていながらも断り切れなかった自分にも情けなく思ったのです。
怒りの沸点が低すぎる人
モラハラ人は「プライドが高い人」が多いため、人からの言動に敏感なところがあります。特に、自分が深くかかわる人(家族や同僚など)からの言動には過敏なところがあるように感じます。
日頃の話し方や言葉遣いひとつでも自分が気に障ることがあると、
「さっきさ、○○って言ってたけど、それって俺のことを馬鹿にしてるだろ?」
「その言葉遣いさ、バカっぽい(自分が馬鹿にされてると感じる)からやめてほしい。」
と言ってきます。しかし、これらは口頭注意ではなく、すでに沸点に達していることの方がほとんどであり、ひどい時には
- 怒鳴りつける暴言、暴力
- とことん貶す
- 離婚(別れ)をチラつかせる(でもモラハラ人はその気はない)
に発展します。
そしてその沸点となる会話内容も、普通の人であれば「まず怒ることのない内容」であるのです。
【実際に私がモラ元夫を怒らせてしまった言動】
- ちょっとした失敗をした時におどけたこと(「あほっぽいことするな!!俺が恥をかく」からの怒鳴り散らしが始まる)
- モラ元夫を「その言い方はちょっとお爺ちゃんみたい」とからかったこと(元夫は私より10歳以上年上です)
- モラ元夫にいつも通り暴言を吐かれたため、「私の心は傷ついた」と元夫に伝えたこと(「世の中にはもっともっとつらい思いをしている人がいるんだ…」とわけのわからない持論からのお説教。)
- 元夫が自分の母親の悪口を言っていたので、「お義母さんは悪くないと思う」と義母の肩を持ったこと(「俺の親の何がわかる!!」と説教が始まる)
もちろん私は冗談のつもりであったり、正直な気持ちや感想を言っていただけだったのですが、それも元夫からすると「馬鹿にされた」「俺の言うことにいちゃもんをつけられた」と感じていたようです。
基本的にモラハラ人は「冗談が通じない」「言葉通りに物事をとらえる」傾向にあるので、彼らと話をするときは一字一句気をつかう必要があるのです。
とあるジャンルのバラエティー番組が嫌い
先ほどの「怒りの沸点が低い」と重なるのですが、モラハラ人は冗談が通じないため、バラエティー番組を嫌う傾向にあります。…というよりも、自分の身近な人物がバラエティー番組を見ることを嫌がると言ったほうが良いのかもしれません。
そしてモラハラ人が嫌がるジャンルは、「人をいじって笑いをとる系統の番組」「笑いをとるために面白おかしく話すトーク番組」「コントやネタを競うお笑い番組」です。
つまり、お笑い系の番組はモラハラ人にとって「見たくない(または見せたくない)」ものなのです。
もちろん、番組内の「人をいじること」や「面白おかしく話すこと」はみんな本気でそう思っていじっているわけでもないし、面白おかしく話すことも話術に長けているだけのことです。多くの人はそう分かったうえで視聴していますし、面白いところは声を出して笑います。私もお笑い系は大好きでしたので、「見てはならない番組」という意識は全くありませんでした。
しかしモラハラ人である元夫は、
「そんなくだらないもの見るな。」
「人(いじられている人)の不幸を笑うとか性格悪すぎ。」
「人としてあり得ない言動。」
「お前の教養のなさがわかるな。」
と、私がお笑い番組を見ようものなら全力で貶してきました。
婚姻期間中、お笑い番組を見ることを許されていなかったため、テレビを見て笑うことはほぼありませんでした。その他に禁止されていた番組は、ちび〇子ちゃんなどのアニメにも及びました。(主人公の性格が嫌いだったからだそうです💦)
パートナーに対して過保護な人
良く言って過保護、悪く言うとストーカーです。
モラハラ元夫は、婚姻前は毎日のように私の仕事場まで迎えに来ていました。別に迎えに来てもらわなくても何ら困ることはありませんでしたが、「迎えに来なくても良い」と言っても、職場の前まで迎えにきていました。
それでも当時は「モラハラの被害をうけている」という認識がなかったころですので、純粋に「わざわざ私のために…」なんて甘っちょろいことを思っていたのです。
ところが、結婚と同時に今度は過保護(?)になりました。
- 電話の相手は誰なのか毎回細かく聞く
- 勤務日と休みがいつなのか把握する
- (ママ友などの)友人との遊びは禁止
- 職場での懇親会も禁止
- 買い物も20分以上かかると鬼電
…なんか書いてて気持ち悪いな~と感じました(笑)
一見過保護(?)と思うような行動ですが、これは「モラハラ被害者と外部のつながりを制限すること」で、モラハラ人の監視下に置く行動であると思われます。
さいごに
モラハラ気質な人はまとめると、
- プライドが高く、自分が大好き。
- 至福のためならば手段を選ばない(どんな嘘でもつく)
- 男尊女卑の言動が多い、そして頂点は常に自分
です。もちろん、ただただプライドが高いだけでモラハラ人ではない人も大勢いるかもしれませんが、今回私が書いた10の言動のうちでもし1つでも当てはまっている項目があれば、パートナーに対してちょっと慎重になることも「自分の身を守るため」には大切なことですよ。
モラハラ加害者は 自分を守り・保つために 息を吐くように「嘘」をつきます
モラハラ加害者の決まり事と恐怖のお説教
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