元夫のマイルールとでもいうのでしょうか?
モラハラ気質かなり強めだった元夫の中では、「こうでなくてはならない」という元夫独自の決まりごとがあり、その決まり事を私は守らなくてはなりませんでした。このルールに反したことを行いますと、数時間にも及ぶ、恐ろしいお説教の時間が待ち受けているのです。
ではモラハラ加害者の決まり事を違反した場合に、長時間の説教になる程の決まり事(元夫理論)というのはどのようなものなのか?
ご紹介していきたいと思います。
「報連相」はきちんと行うこと
一見すると、家族内であってもまあ当たり前のようにも感じるのですが、我が家の場合はおそらく一般の家庭とは違うものだったように感じます。
我が家は、完全なる縦社会であり まるで会社のようでした
わかりやすく言うのであれば、元夫は社長ってところでしょうか?一方私は万年、平社員でした。
なぜ、会社のようだったかと言うと、何事にも社長様の機嫌をうかがいつつ、報告連絡相談をしなくてはいけなかったからです。要するに『報・連・相』ですね。
これは元夫自身が明言していました。
「たとえ夫婦であっても、報・連・相は必須だ!!なんでも俺に報告しろ!お前は勝手に物事を決めるな!」 と。
上司(元夫)には報連相の義務はない??
しかしながら、元夫は何の相談もなく勝手に仕事を辞めてきた過去を持つのです。
モラハラ元夫は勝手に仕事を辞めるが職探しは難航する - トリプルLIFE
元夫は、これからの生活に直接関係あることでも、私には何も相談しません。しかしこれにも、元夫なりの理由があり、上司が部下に許可を取ったり、相談なんかする上司なんかいない とのことなのです。
どうやら私は妻ではなくて、元夫の部下だったようでした。もちろん、年中無休&無給のブラック企業の(笑)
料理は一から味付けをする「既製品」はNG
元夫は、料理にもうるさかったです。以下一例です。
- 和風だしはかつお節から取ること
- 洋風だしは野菜くず(冷凍しておく)から取ること
- 鶏肉の骨もとっておき、鶏がらだしを取ること
- クリームシチューはホワイトソースから手作りすること
- カレーも市販のルーの使用禁止
- 既製品のタレなどは使用してはならない(タレは手作りのみ)
- 晩御飯のおかずは3品以上
- 食事の時汁物は必須
- 味付けは俺好みにしろ(これは文句言われながらも何とかなった)
私自身、料理は好きです。
時間と材料さえあれば凝った料理もしたいところです。しかし婚姻時代は、仕事・家事・育児をワンオペでおこなっていたため、どう頑張っても無理でした。元夫の要求することは、すべて時間もお金もかかることばかりだったからです。
ですが、元夫の言い分はこうです。
「世の中の嫁さんはみんなこのくらいのことを普通にしている。できて当たり前のこと。」
世の中の共働きの奥様。果たしてそうでしょうか???
ちなみに、元夫は家事はノータッチ、育児は気が向いたときに子どもと遊ぶ…程度の人でした。基本的には、「自分の時間」が多い人だったのです。
なので当時の私は、元夫の何もしていない時間を私に分けてくれ…と、本気でそう思っていました。
そんな元夫は、なぜシチューの素やレトルト調味料を使わせてくれなかったのか?本人曰く、
「化学調味料の味がする。」とのことでした。
私は、「おいしければいいじゃん派」の人間です。正直、元夫の意見には『はああああ???』としか思えませんでした。
元夫は、「化学調味料は身体に悪いから食べたくない」ですって!
あーあ、ここでも独自の偏見(笑)
しかしながら元夫、身体にあまり良いとは言えない嗜好品(泡の飲み物や煙の出る棒)ばかり好んで取り入れているんです。そんな人に、「化学調味料」について語られてもねえ…呆れます。
そんな元夫の好物は、「インスタントラーメン(塩味)」でした(笑)
元夫をいじってはいけない!モラハラ元夫に冗談は通じません
まだ私が初々しく(笑)、元夫を怒らせる地雷がどこにあるのかわかっていなかったころ、ディズ〇ーに行きたいねと言うような話をしていました。(結局行けませんでしたが)
ところが、私より年がはるかに上の元夫は『ディズ2ーランド』とうまく発音できず、
何度も『でず2ーらんど』と言っていました。元々おもしろいことを放置できない性格だった私は、ここは元夫の発言に対していじらずにいられなかったため、
「でず2ーらんど なんて、おじいちゃんみたいな言い方だよね( *´艸`)」
と、言ってしまいました。
しかし、ここに地雷がありました。
みるみる顔を赤らめた元夫は、般若のような形相で
「はあ?俺のことバカにしてるのか?じじい扱いするんじゃねーよ!」
と言うが早いか、私の顔面をビンタしてきました。ここからは、数時間に及ぶお説教タイムに突入。この時の内容は…書くのも大変なので箇条書きで💦
- お前は、俺を爺扱いできるほど俺より何でもできるのか?
- 頭の悪い奴が、人をじじい扱いするな。失礼な奴だ!
- 俺の家系は由緒正しい家系なんだ!お前んとこ(私の親)みたいなどっかの国の漂流民族(元夫の思い込み)の家系とは格が違うんだ!
- とりあえず俺(様)に謝れ!
- お前の俺に対する発言、何が悪かったか述べよ。
以上の内容を複数回ループ。元夫の気が済むまで無限に繰り返されます。
この日は、延々と0時を回るまで聞かされました。
元夫は人に失礼なことを言わないのか?
元夫は私に対して失礼なことは言わないのか?…答えはNOです。むしろ、失礼の塊です(笑)
- おいデブ!(気にしています(´;ω;`))
- 場所ばっかり取って邪魔な奴だ!
- 俺は若く見える(気のせい)けど、お前は老けてる!
- お前のうちは品がない(私の実家まで悪口)
- お前のうちは一家、学がない。(私の実家の人間の悪口)
- お前は本当に他力本願だ!(意味わかってる??どの口が言うか!!)
私だけならまだしも、私の親や友人までもが悪口の対象になることも珍しくありませんでした。 元夫は、これらのことを本気で言ってきます。目も本気ですし、口調も荒かったりしました。
平気で人を貶すことができるのに、人から何か言われると本気で怒りをあらわにする元夫とは、冗談ひとついえない関係となりました。
元夫との会話一つ一つ、とても気を使います。なぜなら元夫は、言葉尻を取ってイチャモンつけることが得意だったからです。次第に私からの会話は減り、私は自分を押さえて生活するようになっていきました。
家に居ながらにして気が休まらない。言葉一つ発するだけでも慎重にならざるを得ない状況。想像できますか?
「俺より上手に掃除をしろ」でも俺のものには触るな
「お前は掃除もろくにできていない!」
こんなことをよく言われていました。確かに私は掃除が得意でもありませんし、むしろ嫌いな家事です💦でも、必要最低限のことはがんばっていたつもりです。
一方元夫に至っては、婚姻生活の中で「掃除をしている姿」を一度も見せたことはありませんでした。
当然私は、「掃除なんてしないくせに偉そうに言って!!」とは思うものの、私は元夫に対して言葉は返しません。それをすると、また面倒くさいことになるとわかっているから。
元夫の主張はこうでした。
- 掃除は俺のほうが丁寧だ!(よく言うよ 笑)
- お前(私)は、掃除機のかけ方一つなっていない! (やりもしないやつに言われても…)
- とにかく部屋が汚い!(散らかすのはあんただろ(# ゚Д゚)
部屋の掃除が行き届かない理由
元夫は、自身の掃除をしない性格に加えて、物を捨てることができない性格だったため、部屋が元夫のコレクション(?)で圧迫されていたのです。
- 元夫が無駄に捨てられないダンボール類(後で、リサイクルショップに売るときにあると、高値で売れると言ってとっておいているもの)
- 元夫に「触るな」と言われ、掃除のモップもかける事も許されない、夫のパソコン類
- とにかく出しても片づけることをしない、元夫の私物
- ミニ漫画喫茶ができそうなくらいある、元夫の漫画本
これらだけでも、我が家の6割くらいのスペースを陣取っていたので、きれいにするのは至難の業でした。(それでも、生活スペースを確保するため、いくらかはこっそり断捨離もしました)
ですが、どう頑張っても片付かないものが一つ…。 それは、夫の万年床でした。
布団は常に敷いておかないと寝たいときに寝られないからという元夫のこだわりで、なかなか上げさせてはもらえませんでした。それでも週に1~2度は強制的に干していたので、最悪の事態(?)は回避できていたとは思います💦
元夫は自称「掃除ができる男」でしたが「いつ」するのか?
前述したとおり、元夫は掃除ひとつしているところを見たことがありませんでしたが、事あるごとに『お前は掃除が下手だ』と言い続けていたので、さすがに私も黙っていられずに一度だけ聞きました。
「じゃあ、お掃除上手のあなたはいつ掃除をしてくれるのですか?」
元夫の答えは、「気分次第!」
日常的にできもしないことを偉そうに言わないでいただきたい。主婦(夫)というものは、気分で家事をしたりしなかったりできないんです!!
DVやモラハラをしてしまう人はなぜ、自分ができないことでも「できる」と言い切ることができるのでしょうか?これはずっと不思議に思っています。
自分=完璧何でもできる 他者=全てにおいて自分より下。その為、自分のように何でもできる人はいない。
という固定観念があるのでしょうね。
さいごに
私の元夫のマイルールはいかがでしたか?今回書いたものは、まだごく一部日過ぎませが、また思い出しながら追加で書いていけたらなと思っています。
今回、記事を書いていて思ったのは、「元夫は面倒くさい男だった」な…ということ。この元夫と、添い遂げなくて本当に良かった…ということでした。