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ひとり親家庭の母「国の教育ローン」の申し込みをする

生活

現在高校3年生の娘はすでに将来の夢が定まっており、その夢を実現させるために「専門学校進学」を希望しています。

しかしながら経済的にゆとりのない我が家は、教育資金の捻出に頭を抱えており、悩みに悩んだ末、国の教育ローンに頼ってみようかと思いました。

国の教育ローンとは?

国の教育ローンは、日本政策金融公庫で取り扱われている金融商品の1つであり、日本政策金融公庫とは、財務省所管の特殊会社です。

株式会社日本政策金融公庫(にっぽんせいさくきんゆうこうこ、英語: Japan Finance Corporation, JFC)は、株式会社日本政策金融公庫法に基づいて2008年10月1日付で設立された財務省所管の特殊会社。日本に5つある政策金融機関(政府系金融機関)の一つ。

Wikipedia‐日本政策金融公庫  より

国の教育ローンを選んだ理由

各金融機関にも同様な商品はありますが、金利が高かったり、審査が厳しそうだったり、借入額が金融機関のさじ加減で左右されたりなどのデメリットばかりが目につき、一般の金融機関のローンは、あまり考えていませんでした。

一方で国の教育ローンは、

  • 低金利(令和7年現在:ひとり親家庭で2%台前半、通常でも3%弱)
  • 連帯保証人不要(代わりに保証料を支払う)
  • 基本的に低所得者を対象としている(世帯年収の上限あり)
  • 返済期間が長め(最長20年まで)
  • 借り入れは子ども一人当たり350万までの希望額
  • ネットと郵送のやり取りだけで申請から融資まで可

であり、低所得者層でも気軽に検討できるローンなのです。そして何より国営という安心感…。

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実際に国の教育ローンに申し込みをしてみた

まずは、書類を準備します。

入学資金の借り入れの場合(今回の私はこれです)

  • 借入申込書(ネットからの申請の場合は無しで可)
  • 世帯全員分の住民票(戸籍・マイナンバーが記載されていないもの)
  • 収入証明書(源泉徴収票など)
  • 申請者の本人確認書類(運転免許証など)
  • (合格通知(後日、合格通知が来た後で郵送))
  • 家賃または住宅ローン+2種類以上の公共料金の支払いがわかる書類 過去6か月分以上(後述)

公共料金の支払いがわかる書類とは?

ここでの公共料金は、電気・水道・ガスを指し、スマートフォンなどの通信機器の利用料金は対象外となります。必要書類はコピーで良く、

  • 公共料金の領収書
  • 銀行引き落としの場合は通帳のコピー
  • クレジットカード払いの場合はクレジットカードの利用明細

などを直近6か月以上の準備をします。

在学資金の借り入れの場合

  • 借入申込書(ネットからの申請の場合は無しで可)
  • 世帯全員分の住民票
  • 収入証明書
  • 申請者の本人確認書類
  • 2種類以上の公共料金の支払いがわかる書類 過去6か月分以上
  • 在学証明書または学生証のコピー
  • 用途のわかる書類(学校案内・納付通知書など)

書類がそろったら申請を行う(ネット経由)

特にインターネットで申請をする場合には、書類をアップロードする必要もありますので、必要書類は手元に準備しておいたほうが2度手間にはなりません。

申請に関しては、日本政策金融公庫 国の教育ローンのサイトから申請することができます。入力する項目はやや多めですが、氏名、連絡先や住所、家族構成、職場情報など簡単なものばかりですので、案内通り進んでいけば大丈夫です。もちろん、借入希望日や借入希望額などの入力もあります。

【他社での借り入れも申請書に記入する必要があるのか?】
子の教育のためとはいえ、借金をするのですから、他社での借り入れも申告する必要はあります。しかし、借り入れがあるか無いかの2択のチェックのみです。
後日公庫のほうで信用情報のチェックをするので、どこからいくらなど詳しく書く必要はありません。

必要事項の入力中、書類をアップロードするか郵送するかの2択から選ぶことができます。

通帳のコピーなど必要最低枚数で書類が用意できる場合は、アップロードでも良いかもしれませんが、枚数が多い場合は、郵送のほうが良いです。

今回私は、

  • 家賃→銀行引き落とし
  • 公共料金→クレジット払い

だったため、双方の明細のコピーが必要となり、それだけで枚数にして20枚を超えることになってしまったため、郵送することを選びました。

全ての項目に入力できたら、先方に入力情報を送り、アップロードしていない書類に関しては速やかに郵送(専用のあて名を印刷することで無料)して先方からの連絡を待ちます。

申請後は電話を待つ

申請後、10日以内には公庫の職員から電話連絡があります。ここでは、はじめに本人確認のための生年月日と干支を聞かれます。

その後、公庫の人からいくつかの質問をされ、融資金額の確認・返済日、返済期間などの確認の後、誤りがなければ月々の返済予定額を教えてもらい、最後に今後(電話を切った後)の流れの説明をされます。→この後審査を行うと思われます。

私の場合は、受験シーズンになる前(7月)に早めの申請を行ったことで、書類を郵送してから4日後(日曜挟む)に確認の電話がありました。おそらく閑散期だったから早かったと思われます。
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電話の後 封書が届く

電話から3日後、速達で封書が届きました。

封書の中には、

  • ご契約に関する重要なご案内
  • 償還金等預金口座振替利用届
  • 日本公庫電子契約サービス「初めてガイド」
  • 日本公庫電子契約サービスの利用に関する同意書
  • 日本公庫ダイレクトのパンフレット
  • 印鑑証明書(過去3か月以内のもの)
  • 合格通知書(提出がまだの場合)
  • 返信用封筒

が入っています。

赤ラインの書類は、返信用封筒に入れて、融資希望日の4営業日前までに公庫へ返信します。

公庫からの封書には、「審査結果」がはっきり書かれたものは入っていません
正直審査が通ったのかどうなのかはっきりとはわかりかねるのですが、金融機関で償還金の引き落とし口座の手続きをすることを求められていることから、審査が通過したのだと推測できました。

さいごに

今回は、公庫の閑散期を狙って早めにローン申請を行いました。融資日はまだ数か月先なので、今できることはここまでです。この後は、娘が合格通知をもらってから書類を郵送して融資を待つだけです。

公庫のサイトでも、「融資希望日の2~3か月前に申請できます」と書かれています。慌てないためにも余裕をもって申請すると良いと思います。

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