高校の入学式で「新入生代表のあいさつ」をした話

子どもの学校

20年以上前の私事の話になるのですが、高校の入学式の時に新入生代表であいさつをしたことがありました。

当時もこれまでも、「なぜ自分に新入生代表のあいさつの依頼があったのか」なんて考えたことがありませんでしたが、お恥ずかしながらこの年になって初めて真相を知ることになったのです。

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入学式の前に高校から電話連絡がある

これから書くことは、20年以上も前の話になりますので、もしかしたら現在とは異なるかもしれません。1つの事例として読んでもらえればと思います。

受験も終わり、入学に向けての準備を行っている春休みに、進学予定の高校から突然電話連絡(家電)がありました。内容は、

入学式で新入生代表であいさつをしてほしい。

とのこと。

はじめに電話を受けたのは父でした。しばらくは、父と学校側で話していましたが、途中から私に代わって直接内容を聞くことになりました。

  • 成績が良かったからあいさつお願いしたいとのこと
  • 入学式の当日に練習をするので、他の生徒よりも早めに登校してほしいとのこと
  • あいさつ文は前年のものをほぼ使いまわしするので(笑)特に考える必要はないこと

を告げられました。

入学式当日

もう私自身の記憶も古くなってしまい、入学式当日のことをあまり覚えてはいませんが、登校市指定の場所に向かうと教頭らしき先生と担任の先生が待ち構えており(笑)式中の動きを一通り教えてもらいました。

もちろん途中で前に出ることになりますので、出席番号を無視した指定席でした。

「これを読んでもらえればよいから」

と何やら書(あいさつ文)も渡されました。一応、読めない漢字がないかの確認も兼ねて(笑)一通りは読む練習もしました。

ある程度流れを把握するころ、他の新入生も続々と揃いはじめたため、なんだか「私が張り切って早くに来た生徒のように見えないかな?」とさえ思うのでした。

父は張り切る

私が同級生に「張り切っている子」として見られていないか心配している私をよそに、父はなぜか張り切っていました(笑)

そもそも、電話があった日から「入学式には俺が行く」と、普段(自営業のため)着ないようなスーツでビシッと決めて参加してくれたのです。後にも先にも父が入学式や卒業式などの式に来てくれたことはこの1回きりです。

なぜ私が入学式のあいさつ文を読んだのかを考えたことはなかった

学校からの電話で「入試の成績が良かった」とは聞いていましたが、どの程度だったのかまでは気にしていませんでした。 (確かに入試の手ごたえはかなりあったことを覚えています。)

当時、学校が片っ端から電話をかけてあいさつしてくれる人を探しているのではないか?とさえ思っていたほどでした。

このことに関してはまったく気にしていなかったこともあり、大人になってからもこの事実について考えることはありませんでした。

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アラフォーになり「入学式あいさつ」の真相を知る

あのあいさつから時はすでに20年以上がたちました。自分が入学式のあいさつをした記憶さえ消えかけていたある日のこと、職場での会話から「なぜ私があいさつをしたのか」を知ることになったのです。

新入生のあいさつは入試の首席

「入試の成績が良かった」とは聞いてはいましたが、なんと首席の人が高校の入学式であいさつする事実を知ったのです。

なんと私は首席だったようです(笑)

とは言っても、私の場合は家庭の事情があり、実力よりもはるかにランクを落とした高校への入学だったため、その高校の入試そのものは簡単に感じていました。

首席…というのも恥ずかしいくらいのレベルの高校でしたが、人前で話すという経験をさせてもらえたことには違いありません。

入学式後のクラス委員も入試の成績で決まる

これは、時代と地域、学校ごとで異なるかもしれませんが、私の通った高校では、学年の初めのクラス委員も入試の成績で決められており、勝手に副室長(学級委員)にされていました。(ちなみに室長は入試上位の男子生徒です。)

高校生活最初の室長と副室長はクラスの入試上位者男女で決められていたようでした。

さいごに

職場でのふとした会話がきっかけで、自分の高校の入学式の出来事を思い出すことができました。20年以上忘れ去られていた事実(笑)そういえばそうだったと改めて思いだし、懐かしく思いました。

私の場合は、家庭内でのいざこざがあったりで希望する高校に通うことができなかったのですが、父が入学式に来てくれたこちらの学校でも楽しい高校生活を送ることができました。

今回は、私自身の本当にあったお話でした。

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