モラハラ加害者と長く過ごせば過ごすほど、「自分」という人格が無くなります。なぜならば、「自分の意思とは関係なく常にモラハラ加害者の理想」でなければならないからです。
でもそれって本来はとてもおかしなことなのです。
自分という人間を隠して、モラハラ加害者の理想の人物像を演じるというわけで、
☑金品は全てモラハラ様に捧げる
☑(加害者が)イライラした時は、おとなしくサンドバックになる(口答え厳禁)
☑家事・育児は当たり前&仕事で稼ぐことを強要する場合も など
ある時を境に、私のようにモラハラ地獄から脱却できることもありますが、脱却した後も別の形でモラハラ加害者の呪縛にとらわれることもあるのです。
モラハラ元夫とのかかわりは10年以上

まず初めに、私とモラハラ元夫と直接かかわりのあった期間は約10年ほどとなります。モラ元夫は始めは気さくに話しかけてくる同僚という立ち位置でしたが、次第にアプローチが積極的になり、押し切られるような形でなんとなくお付き合いに発展しました。
私自身は、あまりに積極的過ぎる男の人は苦手だったのですが、職場の同僚ということもあって、普段から仕事上で関わることも多く、それなりに「知っている人」であったため変な安心感もあったのでしょう。普段であれば、付き合うまで発展しなさそうなモラ元夫ではありましたが、この時は「同僚」というフィルターもあったせいか、正常な判断ができなかったのかもしれません。
当時一人暮らしだったので、その後一緒に暮らすようになるまでもそれほど時間がかかりませんでした。…これが人生において大きな判断ミスとなることもこの時は知りもしませんでしたが。
この後、モラ元夫の本性が開花・モラ元夫の離職からの紐生活、合間に長女・長男出産など様々なイベントを経て月日が流れていくのでした。
電話もメールも許さない!モラハラ加害者の理解しがたい闇
モラハラ元夫との生活は『最低限の生活』からかけ離れたものだった
モラハラ生活に耐え切れず別居を始めてからおよそ10年

市の相談窓口を頼ってモラ元夫がいる家から子ども2人を連れて逃げ出してから、およそ10年が過ぎようとしています。
別居開始から2~3年くらいは、精神的・経済的にも安定はしなく、長男に至ってはまだ乳児であったため、まだまだ手のかかる年齢でした。
でもそれも月日が経つにつれ、子どもが大きくなると次第に生活面での安定、就業時から同じ会社でお世話になっていたことで給与も上がったことからの経済面での安定、加えて引っ越し先でできた(私や子どもたちの)友達との交流による精神的安定もあり、10年近くたった今では、嘘のように順調な暮らしをすることができています。(裕福ではありませんが)
人生で初めて裁判所にお世話になった話【離婚調停~離婚裁判】
モラハラ元夫と離婚して「極貧生活」から「普通に近づいた生活」へ
離婚後10年以上経過しても時折夢に出てくるモラ元夫

今現在の生活において一番の悩みは「お金」のことです。娘の専門学校進学が目前ですので結構切実です。しかし、この悩みは娘の将来についての前向きな悩みでもありますので、実のところそれほど気に病んではいません。
むしろ、いまだに夢に出てくるモラ元夫からの精神的なダメージを与えられることの方がよほどの悩み事です。
とは言っても、あくまで「夢に出てくる」だけですので、今の生活には何も変化はありませんし、実害ももちろんありません。ですが、私の精神的には少なからずダメージがあります。10年近くたった今でもモラ元夫は、私の夢の中で記憶を呼び覚ましてきます。しかも夢のパターンは決まっており、同じような内容の夢を繰り返し見ることが多いのです。
夢1 見つかる→連れ戻される
自宅で過ごしていると突然、元夫が現れ、婚姻時代に過ごしていた自宅へ連れ戻されるというものです。
夢2 見つかる→モラ元夫が転がり込んでくる
私たちが今いる自宅にモラ元夫が勝手に転がり込んできて、婚姻時代同様モラハラ三昧となるパターンの夢。
夢とはいえ侮れないモラハラ被害の後遺症
夢を見る頻度はそれほど高いわけではありませんが、いまだに年に数回ほどはあります。そして夢に共通しているのは、
- 今私がしている仕事はやめさせられる
- 貯金や手持ちのお金は元夫に搾取される
- 子どもたちも沈んだ顔で生活している
- 二度と逃げられないようにとモラ元夫が監視している&暴れている
夢は、完全に私の想像の中から生まれたものではありますが、おそらく本当にモラ元夫に居場所が知れてしまった場合、万一にも私たちの目の前に現れてしまった場合は、きっとこんな感じになってしまうのだろう…というものです。
冷静に考えれば、
- 万一モラ元夫が自宅に来た場合は即警察に通報(モニターインターホンがあるのでこれは可能)
- 街中などで鉢合わせた場合は、近くの人に助けを求める(各自スマホも持っている)
- 子どもたちも、モラ元夫が現れても勝手についていくような年齢でもなければ、そもそも父親の顔も覚えていない
- そしてそもそも、無職別れをしたモラ元夫に、今の私たちの居住地に来ることができる金銭の余裕はない(であろう)
なので、たとえ目の前に元夫が来たとしても「ある程度は対処することが可能」なのです。でも、それを思うようにできないのは夢の中での出来事だからです。当たり前ですけどね。
でも、そんな夢を10年近くたっても見続けることになるのです。いかにモラハラ被害者の闇が大きいかおわかりいただけますでしょうか。
私自身は今現在、日常生活・社会生活において大きく困ったことはありません。多分、周りにも迷惑かけるような生活はしていません。子どもたちも順調に成長しています。しかし、私の内面では無意識に「モラ元夫が来たらどうしよう」と思い続けているようなのです。
もしかしたら、モラハラ元夫にかけられていた一種のマインドコントロールの一部がいまだに抜けきっていないのかもしれません。
モラハラの共通点?被害者がマインドコントロールにかけられてしまう理由
また、一種のPTSD症状でもあるかもしれません。
事故、身体的・精神的に受けた暴行、大切な人との予期しない別れなど精神的に大きくストレスになる出来事があった後に、悪夢を見る・幻覚を見る・フラッシュバック・感情異常などの状態になってしまうこと。
私の場合は、「身体的・精神的に受けた暴行」がトラウマとなって「悪夢(フラッシュバック)」を見続けている状態なのでしょう。(ですが頻度が少ないので、症状としては比較的軽いと思われます。)
今のところ通院等は考えてはいない

正しい判断かどうかはわかりませんが、私の今の状態は、
- モラ元夫との生活の中で与え続けられていたマインドコントロールが少し抜けきっていない個所もある(大まかには立ち直っている)
- ごく軽度ではあるがPTSDである(自己診断ですが)
もちろん、確かな診断はされたことがありませんので「思う」にとどめたいとは思いますが、いまだに元夫の呪縛にとらわれている部分はあるのではないかと思っています。
しかし、今の生活の中で「気分の落ち込み」「ネガティブ思考」になることも皆無ですので、今のところ特に通院等は考えてはいません。
さいごに
私の場合は、友達を始め、職場の人や、行政の人との出会いがすべてにおいて恵まれたものとなっていたため、モラ元夫との別居から離婚、それ以降のひとり親家庭としての生活の中で「かなり前むき」に生活していくことができました。
それでも、時折元夫の夢に苦しむことはあります。
夢から覚めてホッとしたことも何度もあります。
前向きに生きている私でさえも、いまだに元夫を(悪い意味で)思い出すのです。
モラハラなんてなくなってしまえばいいのに…。

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