会社組織の中での困った立ち振る舞いの人はもしかしたら「モラハラ人」かも?

モラハラ加害者と結婚をし、ともに暮らして離婚に至った過去を持つ「おやっと」です。
家庭の中でのモラハラ加害者の立ち振る舞いは、過去記事の中でもいくつかご紹介していますが、今回は「会社内」を中心とした社会生活の中でのモラハラ加害者の様子を書いていきたいと思います。

就職の時(初対面)から大きなことを言う傾向にある

自分にかなりの自信があるモラハラ人は、面接段階でもわかるくらい「大きなことを言う」傾向にあります。

  • 給料は○○万円以上(求人票の額面よりも大きい)でないとおたくでは働けない
  • これまでの経歴があるから「平社員」では働けない(役職の要求)
  • 他にも声をかけられている会社があるから~…(自分を必要としてくれている会社は、面接している会社だけではないことアピール)
  • 入社後は経営にも携わりたい(会社側からすると迷惑ではないだろうか発言)

などなど、「自分はこんなこともできるんだぞ」というアピールが半端ありません。少し考えれば「見ず知らずの人にいきなり重要ポジションを与える会社なんてないだろう」ということくらいわかりそうなことなのに、それがわからないのがモラハラ人なのです。

上記に書いたことを一つでも口にする人が面接に来た場合は、「モラハラ人」である率が上昇しますので、要注意です。(ちなみに、上記は元夫が面接時に実際に発言した内容です)

求められていない仕事まで勝手にやりたがる

必要以上の仕事にまで手を出し、挙句に「褒めて」と言わんばかりにアピールしてくるのも特徴です。

会社側から「求められた仕事」と、「自身の効率化を図るために行う仕事」、「必要でない仕事」は全く別物です。

求められている仕事はマストで行うものとして、自身の効率化を図るために業務内外で行う仕事は、それをすることによって今後の作業効率の上昇がある場合には、進んで行っても良い仕事であると感じます。

しかし、モラハラ人は行き過ぎた思考を持つゆえ、会社側から求められていないことであっても確認なしに作業を行ってしまう傾向にあるのです。

  • 「顧客が喜んでくれるから」と言って華美な飾りつけをする(予算関係なく)
  • 会社の経営のことを考えず何でもかんでも「経費で何とかなる」と思っている
  • 「効率が良いと思う」という理由で会社のパソコンのフォーマットを勝手に変える
  • 必要以上に仕事を自宅に持ち帰り、「家でも仕事をやっています」アピールをする(自宅での仕事を強要されているわけではない)
  • 不必要な書類やパンフレットなどを作ったりして、「自分はこんなに仕事しているんだ」アピールをする
  • 直属の上司を飛ばしてさらに権力のある「社長(など役職や肩書の強い人)に話を通す」が口癖
スポンサーリンク

自分の失敗は人の責任や周りのせいにする

自分は完璧(だと思い込んでいる)なモラハラ人であっても、自覚する失敗をする場合もあります。

  • 締め切り期日を間違えていた
  • 寝坊して遅刻した または 勤務日を間違えた
  • 発注量を間違えて在庫を抱えすぎた

などなど。

しかしながら、自分には甘い一面を持つモラハラ人は、周りの人の責任にしてしまう傾向にあります。あくまで「自分は悪くない」というスタンスです。

例えば、

  • 人の仕事の手伝いをしていたため、できなかった
  • 周りのお仕事が遅かったせい(自分の時間が取れなかった)
  • 寝坊ではなく、「勤務時間の調整」のためにあえてゆっくり出勤してきた

など、なにかと理由をつけて「自分には非はない」ことをアピールします。

声が大きい

ここで言う「大きい」とは、ボリュームのことではなく、「他者に影響を与える」という意味合いです。

モラハラ人は、とにかく自己主張が激しく、基本的には「自分の思い通りに事を進めたい」と思っていますので、他者の意見はほとんど受け入れません。そのため、穏便に事を収めたいと思っている周りの人は表面的にはモラハラ人の意見を受け入れるほかなくなり、結果的にモラハラ人は声が大きくなります。

しかし、間違ったことであっても「自分の意見が正しい」と主張しますので、周囲との溝(モラハラ人には見えない)は深いものとなり、モラハラ人にとってはその集団の中での居心地はだんだんと悪くなります。

そのうえ、一つでも「間違いであることを指摘された」場合は、
「そんなはずはない!自分が間違うはずがない。これは周りの奴らの陰謀(自分を貶めるための)だ!」
くらいのことを言いながら騒ぎ立てます。

結果、悪い意味で「声が大きく」なり、周囲の人にとって負の感情を抱かせるくらいの影響力を与えるのです。

都合が悪くなると逃げる

「自分が正しい」

がモットーなモラハラ人は、何があっても自分を曲げることはありません。仮に、会社組織の中でどう頑張っても抗えないことがあり、表面的に従ったふりをしたとしても、「俺は正しい」「あいつらは無能だ」などと周囲に同調を求めます。時には、家庭内にもこの問題を持ち帰り、モラハラ被害者に対して愚痴を吐き出したり、時にはイライラのはけ口として暴言・暴力にまで至ります。

それでも、根本的な解決にはならないため、モラハラ人が次にとる行動は、「今いる会社から距離をとること」なのです。距離の取り方は、「体調不良で休職」であることが多いです。

一般的には「都合が悪くなるとすぐ逃げる」と思われる行動なのですが、モラハラ人にとっては「自分が逃げるのではなく相手が困れば良い」というアピールなのです。

というのも、モラハラ人の脳内では、

  1. 自分は会社のために最善案を提供した→却下された
  2. 自分の考えに間違いはないはず 認めない会社や上司が無能
  3. 自分がいなければ困るだろう
  4. よし!ちょっと困らせてやるには会社を休んでやろう
  5. 自分がいないと会社側も困るだろう 無能な奴にも処分が下るだろう
  6. 自分が復帰した暁にはみんなから感謝されるであろう

という構図が出来上がっているからです。

しかし、会社側からしたら「厄介者が休職してくれた」くらいにしか思っておらず、実際に会社側から心配して連絡をくれたことは一度たりともありませんでした。(当然といえば当然ですが…)

そして、会社側からも(心配しての)連絡がないことで次に起こす行動は「退職する」または「無断欠勤する」なのです。
一時的に会社から逃げたものの、「自分が必要とされていなかったこと」を何となく感じ取ることができたモラハラ人は、「逃げるが勝ち」という方法に転じるのです。(ただし、モラハラ人本人は、逃げたとはおもっていないのがポイント)モラハラ人は、退職する際にも必ず誰かを悪者にします。

「○○(人名)に陥れられた」
「上司が無能の会社は将来性もない」
「年下のくせに俺に指図しやがって」

↑これらも実際に元夫が発した言葉です。

自分の言動はさておいて、人を悪者にすることで自分を正当化させようとしていました。

しかしながら、会社・社会組織というものは1人の人間が突然いなくなったところでただちにその機能が損なわれるというものでもないのが現実です。
むしろモラハラ人が相手の場合には、会社の指示を無視する人間が一人いなくなったことで円滑に事が進むこともあるくらいです。

組織の中での1人というのはそれほど大きな影響がないことも事実なのです。(多少は周りの人に迷惑をかけることもありますが)

でも、モラハラ人の中では「自分がいかに大きな影響をもたらす一人であるか」ということに妙な自信と誇りを持っています。実際には組織の中からはそれほど重要視されていなくてもです。

ですので、自分がいなくなったことで組織から何もアクションがない場合には、急に自信がなくなるのか(都合が悪くなるのか)、そのまま無断欠勤または急な退職につながる場合もあるのです。(もちろんそれはモラハラ人の中では「会社のせい」となります)

自分に対して「都合が悪い」と感じると逃げの傾向にあるのもモラハラ人です。

スポンサーリンク

対人関係がとにかく苦手

対人関係も苦手な傾向にあります。

権力のあるものに対しては比較的腰が低いのですが、同僚や部下に対しては高圧的な態度であることが多いです。これは、モラハラ人の中で自分より格上か格下かという判断から決まります。

モラハラ人の部下の立場である場合

モラハラ人から格下認定を受けると、

  • モラハラ人の手となり足となる雑用係として顎で使われるようになります。(モラハラ人本人は仕事を教えてやっているつもりです)
  • 口答えは許されません。
  • 意見を言うことも許されません。
  • 時に暴言(のろま・仕事ができないなど)を吐かれます。
  • モラハラ人が(上司であることを利用して)好き勝手なことを始めます。(勤務時間の変更や出勤日の変更、突如の仕事内容の変更など)

モラハラ人を上司に持つと、部下はかなり苦労をします。

家庭内でのモラハラ加害者と被害者の関係とまではいかないので、肉体的に暴力まで振るわれることは少ないですが、「精神的な暴力」を受けてしまう可能性は極めて高くなります。

モラハラ人の上司の立場である場合

反対にモラハラ人から「格上認定」された場合はどうかというと、それもそれで人との適切な距離関係が苦手なモラハラ人のこと。これも決して良いというわけではありません。

  • 勝手にライバル視されることもあります。(モラハラ人は野心が強いです)
  • あることないことを、さらに上の役職の人に報告されることもあります。(他人を蹴落として自分が這い上がろうとします)
  • でも面と向かっては暴言を吐かれることはありません。
  • いかに自分が有能かのアピールをしてきます。
  • 必要以上に自分がやった仕事を誇張して報告して来ます。(恩着せがましく言う場合あり)

モラハラ人の上司となった場合には、面と向かって暴言を吐かれることはありませんが、モラハラ人は自分が一番仕事ができると思い込んでいますので、「いつか(蹴落として)追い越してやる」という野心を持って接してきます。

仕事できますアピールをはじめ、上層部に気に入られようとして単独行動をしてしまったり、必要以上に誇張した報告をしたり、じわじわと追いつめてくることもあります。

スポンサーリンク

さいごに

今回は、モラハラ人と10年以上一緒に暮らしていた私から見た「会社内でのモラハラ人」の特徴を書き出してみました。

私の元夫は、結果的には婚姻期間のうちで「無職」であった期間のほうが長かったのですが、それでも少ない有職期間内でいくつかのトラブルを起こしてきました。

  • 社内で使う機材の購入について直属の上司の相談もなしに、社長に直談判しに行く
  • 勤務初日で先輩と口論になって仕事を辞める
  • 「職場で財布を盗まれた」と騒ぐ
  • 同僚の女性に怒鳴る
  • パートの女性を小ばかにする(ネギ一つまともに切れないのか?など)
  • 仕事内容が気に入らないからと、勝手に仕事をやめる(退職手続きをしない)

などなど…。

多くは対人関係によるトラブルでしたが、これらは元夫に言わせるとすべて「俺は悪くない」とのことでした。

さて皆さんの職場には、このような人はいるでしょうか?すべてに当てはまらなくても、一つでも該当する場合は要注意かもしれませんよ。私の元夫がそうだったように、モラハラ人かもしれませんから。

コメント

タイトルとURLをコピーしました