DV・モラハラ加害者は別居後、被害者を探しまわるというのは本当のことだった!

モラハラ離婚

DV・モラハラ元夫から子ども2人と共に逃れて生活を始めて間もなく10年になろうとしています。

元夫から離れてからの10年は意外とあっという間でしたが、「怯えることのない」「(元夫の)機嫌をうかがうことのない」「食費が十分に確保できる」「貯金も思うようにすることのできる」幸せな10年でした。

この当たり前な幸せも、10年前までは「なかったもの」でした。

長きに及んだDV・モラハラ元夫との結婚生活から結果的には「逃げ出す」形で終わりを迎えたのですが、加害者とは別居したから解決というわけでもなく、その後もしばらくは「加害者の追跡」「加害者の執着」「加害者の執念」との戦いがあったのでした。

DV・モラハラ加害者の特徴

DV・モラハラをおこなう人は、大きく分けて2つのパターンがあります。

表向きに経済的・社会的にしっかりしているパターン

  • 役職を持っている
  • 大手企業で働いている(または公務員)
  • 経営者
  • または両親のいずれかが↑の職に就いている

など、一般的には「結婚後安定した生活ができる」と思われるような仕事をしていたり、加害者自身の家庭が比較的裕福であり、いざとなれば実家からの援助が期待できる環境で生活している人が、DV・モラハラをおこなっているというのもよくある話です。

加害者自身が高給取りである場合、結婚の際に配偶者には「家庭に入ってほしい」と専業主婦になってもらうことを希望することも多いです。これは、『外部と遮断するため』の第1段階であり、その後多くは「経済的DV」「精神的DV」場合によっては「身体的DV」にまで及ぶこともあります。

よくある流れとしては、

  1. 「結婚したら家庭に入ってほしい」と、被害者と社会のつながりを遮断
  2. 加害者は稼いできたお金は「稼いできた者が管理する」という考えなので、被害者には充分な金銭は渡さない
  3. 充分な金銭を渡されずに困っている被害者が、現状を訴えても、「誰のお金で飯が食えているんだ?」と論点をすり替えて一喝する。
  4. 被害者が「パートをしたい」と言っても、「俺に恥をかかせるな!」(周りに甲斐性無しと思われたくない)と言って聞き入れない。
  5. 被害者は充分なお金を持たされることも無いので、なかなか離婚や別居に踏み切れない。

といったところでしょうか。

そして、こちらのパターンの場合は被害者も加害者に依存している状態(主に金銭的)であることが多く、精神的・身体的DVを受けていたとしても、「離婚したら生活ができなくなるかも…。」と考えてしまうためになかなか決別への決心がつかない傾向にあります。

加害者が無職であるパターン

反対にDV・モラハラ加害者が「無職」「定職がない」というパターンも少なくありません。実際に私の元夫もそうでしたし、私の友人の元夫もこちら側のパターンでした。

とは言っても、大人の男の人ですので、全く仕事をしたことがないというわけでもなく(さすがに仕事をしていない男性とはなかなか結婚しませんもんね)、結婚を機に「無職」になることが多いのではないかと思います。

ただ、こちらのパターンの場合は前者と比べると「厄介度」は高めとなります。

  1. 加害者被害者共に仕事を持った状態で結婚。加害者には「共働きで頑張ろう」的な『お前は一生働け宣言』をされます。
  2. 加害者は、元々プライドが高いので、自身の仕事が思うようにできている場合は、無職にはなりません
  3. ところが、少しでも自分の思っていることと違う仕事になったり、方針の違いから同僚や上司などと反りが合わなくなるとすぐに「退職」します。
    退職理由は9割がた対人関係です)
  4. 退職については誰にも相談しないため、配偶者である被害者は「加害者が無職になる」ことを事後報告で知ります。
  5. 加害者は、配偶者である被害者も働いていることで、「直ちに生活に不安」を感じることも無いため、職探しもまじめにしない傾向にあります。(配偶者の収入に依存しています)
  6. 職探しをしたとしても、本来のプライドの高さがありますので、「今までよりも安い給料の仕事」「役職のない仕事」「自分の理想としない職種」での仕事は論外だと思うようです。
  7. 結果的に「自分で使うことのできるお金」がないため、借金をします。

最終的には加害者自身にも「自己破産歴」があったり、被害者にも「自己破産」を目的とした借金をさせようとする場合もあります。

ただし、こちらのパターンの場合は被害者自身が加害者に依存せずに「自立」している場合が多いので、「隠し貯金」をしていくことで離婚や別居に踏み切れる場合もあります。

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DV・モラハラ加害者の元から逃げ出すと加害者はどのような行動に出るのか?また、被害者はどのような行動をとるのか?

上では、大まかに2つのパターンのモラハラ加害者について書きました。

では、この2パターンから被害者がDV・モラハラ加害者から一旦逃れたとします。

そのあとの、加害者被害者のとりがちな行動を書いていきたいと思います。

加害者が経済的にしっかりしている場合

加害者はまず、被害者の実家・友人宅・その他行きそうな箇所での「被害者探し」をおこないます。場合によっては市役所や警察署などへも行くかも知れません。

それでも見つからない場合は「興信所」などの利用も視野に入れますが、おそらくそこまでする前に被害者とは何らかの手段で連絡を取り合うことができているでしょう。

と、いうのも被害者は上記のいずれかで身を置いている可能性が高く、またそうでない場合も被害者自身から加害者へ連絡をしている場合が多いのです。

被害者からすると今後の生活費が必要ですので「お金」にまつわることの話し合いという体で連絡してしまうのです。

しかし、被害者に対して執着があるDV・モラハラ加害者側からすると、「君の悪いようにはしないからやり直そう。」と被害者を言いくるめるには「連絡が取れる」ということが好都合なのです。

そして何度かのやり取りの末に、加害者に言いくるめられた被害者は加害者の元へ帰ってゆき、別居前と何ら変わらない生活を強いられます。
(実際にそんなママさんたちを何人か知っていますが、共通して「夫が仕事をしている」人たちでした。)

いや、別居前と変わらない生活ならまだましかもしれません。場合によってはさらに監視の目がきつくなり、別居前より辛い生活になるかもしれません。

加害者が無職(お金がない)場合

被害者は次第に「なんで成人男性も養っているんだろう?」と考えるようになります。よほどの高給取りでもない限り次第に生活は厳しいものになります。子どもがいる場合は尚のことです。

この場合の被害者は、加害者には淡々と生活しているように見せかけて水面下では「別居」への準備をしている場合もあります。

もちろん、この場合も自由に使うことのできるお金は限られていますので「すぐに引っ越し」とはいかないでしょう。でも、「夫に追われないようにするにはどうするべきか?」と作戦を練ります。

自身の両親・行政・弁護士・警察…頼ることのできるものは頼ろうとします。

そして自分から加害者へ連絡を取ろうとは考えません。必要最低限の連絡は、親・姉弟、代理人などを介しての連絡にとどめます。これは、被害者自身が加害者のことを恐れているからというのもあります。

加害者側はというと、「金づるである被害者に逃げられてしまったこと」に対して慌てます。そりゃそうですよね、明日からの自分の生活がかかっていますからね。

主には被害者自身の携帯電話に連絡を取ってみたり、被害者実家へ電話を入れてみたり…と間接的な接触であることが多く、実際に顔を出すということは少ないかもしれません。これは少なからず「自分に非があること(無職)」を理解できているからではないでしょうか?

しかし、自分の親族ではない(または知り合いではない)ところへは直接出向いて被害者探し回ることもあります。

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私の元夫の場合

私の元夫は、「無職である加害者」側でした。

  • 仕事はしない
  • 家事はしない
  • 育児は気が向いたときのみ
  • 嗜好品の摂取が多く、維持費が半端ない
  • もちろん、テンプレ通りのDV・モラハラ行為あり

もちろん結婚前は定職にもついていましたが、その仕事の離職後は「無職時々働く」を繰り返し、婚姻生活の8割はこのような感じの人でした。

そんな私の元夫と私は少し特殊な別居のスタートを切ったのです。

DV・モラハラ元夫がいる家から子どもを連れて出たあの日【記憶に残っている、あの日】

詳しくは↑こちらの記事に書かれていますが、この記事のために簡単に説明しますと、

  1. 夫からのDV・モラハラについて相談センターに相談する(複数回)
  2. 度重なる夫からのDV・モラハラを心配した夫両親と共に警察署の相談窓口に相談に行く
  3. 事態を重く見た刑事さんの勧めで「夫に対しての被害届」を出す
  4. 夫が拘束され、刑事さんからは「シェルター利用」を促される
  5. 刑事さんと市役所との連携により、無事シェルターへ避難完了(以後別居生活)

という流れでした。元夫が警察署にいる間に私と子どもたちは可能な限りの荷物を持って、家を後にしたのです。

その後しばらくは「元夫が警察署にいる」ということで追跡される心配もないことから安心した生活を送っていたのですが、問題は元夫が出所してからだったのです。

元夫もしばらくは私たちのことを探していたようだった

元夫が出所したころは、私たちはすでにシェルターから県外の母子生活支援施設への移動を済ませていました。こちらの施設では職員が常駐していたり、入り口には監視カメラもあったりとセキュリティー面ではしっかりした場所でした。

慣れない土地での新生活の中で、正式な離婚に向けて動き出そうとしていたある日、シェルター入所時にお世話になった市役所の方から電話をもらうことになりました。

「夫さんが市役所に来ました」

一瞬顔がこわばったのは言うまでもありません。過呼吸とまではいきませんが、心拍数が上がったのがはっきりとわかるほどでした。

市役所の方の話はこうでした。

  • 夫さんが「市の何でも相談センター」に相談に来たこと
  • 相談内容は「嫁と子どもたちが失踪したので探してほしい」とのこと
  • 市役所内では私と夫との関係(DV・モラハラ)が共有されているため、「あなたには何も教えられません」とお引き取り願ったとのこと

などを教えてもらいました。

本来は相談者のことは他言できないと思うのですが、加害者と被害者という関係上、「注意喚起」という意味も含めて私の方に情報をいただくことができました。

話を聞いたときは「夫に探されている」という事実が少し怖かったのですが、「しばらく地元には戻らないほうがよさそう」「県外に来たとはいえ気を付けるにはこしたことがない」と身が引き締まった想いにもなりましたので、私としては事実を教えてもらえて良かったと感じています。

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さいごに

モラハラ加害者は被害者に依存します。自分の考えを決して否定しない(否定させないだけですが)従順な人物、自分の生活費を何とかしてくれる収入源としてです…。

たいして被害者も「私が支えてあげなくちゃ」「私がいなくなったらこの人は生きていけないかも…。」と感じた段階で『共依存』と呼ばれる関係となってしまいます。

実際に私も元夫に対して多少なりとも『情』はあったため、

「私と子どもたちがいなくなったら夫は一人ぼっちになって寂しい思いをするかもしれない」

と生ぬるいことを考えたこともありました。しかし、警察署での相談時、

「いや奥さん、夫もいい年した成人男性ですよ。自分で生活もできる年齢ですから、そんな考えはよしましょう。」

と言われ、「それもそうか」と思うことができたのです。

DV・モラハラの被害から逃れるために逃げ出してもなお、「加害者に探されている」ことに気恐怖を感じてしまうのですが、どんな加害者でも「まず探し回ることには変わりありません」探されることを恐れるより、『見つからないように(もし見つかってしまっても守ってもらえるように)』脱出することが大切ではないかと思います。

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