モラハラ元夫の自己満足のために娘が体調不良に!娘を精神的に追い詰めた元夫

私がかつて結婚していた元夫は、とても面倒くさい人でした。

今回はその面倒くさいエピソードから起きた、とんでもない出来事を書きたいと思います。

元夫、娘を使って間接的に私を貶める

「パパとママどっちがすき?」

当時まだ3歳の娘に対して元夫が毎日聞いていた質問です。

しかし、この答えはパパでしかなく、元夫はそれ以外は答えを受け入れるわけもありませんでした。仮に娘が「ママ」と言おうものなら、怒るか拗ねるのです。

一つしか答えのない質問をなぜ毎日子どもに聞くのか?私は不思議でした。

娘は、当時3歳児だったにも関わらずその場の空気が読める子だったこともあって、元夫からこの質問をされたときは必ず「パパが1番好き」と答えていました。幼いながらも父親に気遣って返答していた娘でした。

そのたびに、娘のやさしさがわかってはいるものの、「ママ」とは言ってもらえないことを見せつけられている気持ちになり、わかってはいるつもりでも私はいつも少しへこんでしまっていました。

これは後で分かったことですが、モラハラ被害者に対するモラハラ加害者の攻撃(正確には子どもを使っての間接的な攻撃)であり、毎日少しづつ私のことを貶めていたのです。(もちろん子どもには悪気はありません。)

「ほら俺の方が子どもに好かれている」

という状況を私に見せつけることで、元夫は自分が私よりも格上であることを示していたように感じます。

娘のことをかわいがっていた元夫、寝るときも「一緒」を強要する

元夫は娘には、毎日毎日「今日は誰と寝る?」と聞いていました。

この答えももちろん「パパ」でなければならず、それ以外の答えはありません。

ということで、娘は毎晩毎晩、元夫と2人きりで過ごさなければならなくなりました。(娘に拒否権はありませんでした…。)

もちろん親子なので父親と過ごすこと自体は不自然ではありませんが、強制的に父親と過ごさなくてはならない状況は不自然ではありました。

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娘の異変

当時3歳だった娘は、特に体調が悪いわけでもなかったのですが、決まって夜中に嘔吐をするようになりました。

毎日毎日です。

一緒に寝ているはずの元夫は、吐いて泣いている娘には全く気付かず…。隣の部屋で寝ていた私が先に娘の泣き声に気づいて駆けつけるということが続きました。

さすがに、嘔吐して泣いているのに気が付かない元夫に腹が立ち、
「娘が吐いて泣いているのに何で気づかないの?信じられない…」
と言ったこともありました。

ですが、元夫は自分には甘い性格です。「え?吐いたの?泣いたの?」と、とぼけたことを言っていました。この件、立場が逆だったらきっと元夫はドヤ顔でこう言ったでしょう。

母 親 失 格 ‼ と…。

小児科に受診する

あまりにも長い期間こんな状況が続いていたので、娘は定期的に小児科に通っていました。そして小児科の見立ては…自家中毒でした。

自家中毒とは

元気に過ごしている子供が、急に何度も吐くことが続く病気で、「周期性嘔吐症」とも言われます。疲れやウイルス感染、心因性ストレスなどがきっかけで起きることが多いようです。

「娘の自家中毒」思い当たる原因

大人である私も元夫が家の中にいるだけでストレスでした。

  • 元夫が言葉を発するだけで、不協和音のように聞こえていました。
  • 私たち家族は話をするときには、言葉選びを慎重にしないといけませんでした。
  • 元夫から確認されることはすべて「YES」と答えなければいけませんでした。
  • 家賃よりも、お米代よりも元夫の嗜好品をを確保しないといけませんでした。
  • 大事にとっておいたおやつを、元夫に食べられてしまい何度も泣いていた娘。


そして、元夫は娘に対して同じことを何度も聞きます…何度も何度も自分が安心するために同じことの確認をしてきます。私たちは、夫が気持ちよく過ごせる家族を演じていなければなりませんでした…。

そんな状況で、わずか3歳の子が発したSOS。

本当はもっと早く対処してあげるべきでした。もっと娘のことを気にかけてあげるべきでした。一緒に暮らしていた私にも責任があります。

元夫との別居後

その後3年がたち離婚をするために、元夫と物理的に離れることができました。

実はなんとここまでの約3年間、娘の周期性嘔吐は続いていたのです。(回数は、年齢とともに減ってはいました。)

しかし、元夫と別居して間もなく、それまで続いていた周期性の嘔吐は嘘のように止まったのです。元夫と離れて暮らすようになってから、一度も吐くことがなかったのです。このことからやはり娘のストレスの原因は元夫であると確信したのでした。

その後は特に娘の体調が悪くなることはなく、別居一つで目に見える変化があったことに私も安心したのでした。この件だけを考えても、離婚に向けて行動を起こしたことは正解だったように思います。

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娘の本音

別居して落ち着いたころ、

「私ね、パパに『パパとママのどっちが一番好き?』って聞かれたとき、面倒くさいことになると思って、いつもパパって言っていたけど、本当はママのほうが好きだったんだよね…。」

と娘は、元夫に気を使っていたことをカミングアウトしてきました。

「わかっていたよ…。ママのこと好きでいてくれてありがとう。」

わずか6歳の子に、こんなに気を使わせてしまったことに申し訳なくなりました。と、同時に元夫のことがさらに嫌いになってしまいました。

さいごに

我が家にとっては、離婚をしてしまって正解だったと思っています。元夫の言動はどれをとってもストレスになることばかりでした。大人の私ならばある程度受け流せるのですが、小さい子はそういうわけにもいかなかったのです。

元夫から聞かれることはそれほど難しいことではなかったのですが、算数のように答えは必ず一つしかなく、それ以外のことを言うと元夫は機嫌が悪くなるというパターンでした。この答えを見極めなくてはいけなかったので、それがストレスだったと思います。

当時はわずか数年しか生きていない娘に変な気を使わせてしまったことに後悔しました。

しかし、その後娘は「誰よりも遠慮のないたくましい子」に成長したのでした(笑)

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