ひとり親家庭の離婚前と離婚後の生活で何が変わった?【住居・仕事・家事育児・収入】

私はかつて婚姻生活をしていました。

しかし、元夫の度重なるDV・モラハラ+仕事に就こうとしない態度に耐えることができなくなり、2人の子どもを連れて離婚という選択をしました。

離婚前と離婚後の生活や環境、何がどのように変わったのか?を書きたいと思います。

居住地

我が家では一番大きく変わったことだと思っています。

元夫に追跡されないようにそれまで暮らしていた土地から離れ、県外へ引っ越ししました。県外といっても、親せきや知り合いは誰一人いない縁もゆかりもない、初めての土地です。

不安だらけの新生活でした。

同じ日本国内ですが、多少の文化の違いや、癖のある方言に戸惑うこともありました。それに何より、元夫の追跡から逃れるためとはいえ、やはり生まれ育った土地に帰りたいという思いが強かったことを覚えています。

引っ越してから2年くらいは「離婚が成立したら、生まれ育った土地に帰る」ことを目標に離婚調停や裁判をしながらも、

  • 元居た土地で離婚後の住居を探すのにはどのようにすると良いのか
  • 元居た土地での仕事探しはどうしたらよいか
  • お金はいくらくらいかかってしまうのか

などを模索していました。

しかしながら結局は、今いる土地での生活にも慣れ、こちらでの友人でき、安定した仕事にも恵まれ、住居にも困らないこともあって、暮らし始めて7年目に入りました。

もう立派な県民&市民です(笑)

住宅

住宅に関しては正直良くなりました(笑)

離婚前

  • 間取り 2DK(6畳2間・DK・風呂トイレ別・ベランダと駐輪場はなし

駅前で交通の便だけは良かったのですが築50年を超え、昔で言う「ビル」というくくりであったため、ベランダもなければ駐輪場もないという非常に住みづらい賃貸でした。

最終的には子どもが2人になったので、家族4人で6畳2間で生活することになりました。子どもが大きくなってきたら絶対に手狭になることはわかりきっていたのですが、当時一家で引っ越しする金銭的な余裕はなく、住居においては絶望感しかありませんでした。

離婚後

身の回りの簡単な荷物と、へその緒などお金では買うことのできない品物だけをもって子どもたちと引っ越ししました。

  • 間取り 3K(6畳1間・4畳半2間・K・風呂トイレ別・ベランダ、駐輪場付き

築年数こそ古い(引っ越し当時築45年くらい)のですが、念願のベランダがついています(これが普通ですが💦)これで充分です。親子3人で暮らすにはちょうど良い広さです。

立地は主要駅からバスで20分くらいの場所ではありますが、小学校は目の前ですし普通にお店や病院も自転車で行ける範囲にいくつかあります。住むには全く困ることのない場所になりました。

なるべく安い物件を探そうとするとやっぱり築年数は妥協しての部屋探しでした。
それでも、離婚前に暮らしていた賃貸住宅(元夫名義)よりは快適な部屋を借りる
ことができました。
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仕事

引っ越しに伴い転職はしなくてはならなかったのですが、離婚前から仕事はしていましたので、体力的な問題はほぼ変わらずでした。

離婚前

販売業(サービス業)をフルタイムで行っていました。

サービス業ですので、時間も9時から20時までの間のシフト制でしたし、土日祝日もお盆年末年始も簡単にお休みをもらうことはできませんでした。

ただ、パートであったため、社員ほど縛りはきつくなく、子ども(当時保育園児と乳児)のこともあるので日曜日の出勤は極力なしにしてもらっていました。(祝日は勤務)

お盆・年末年始は「強制的に勤務」させられ、休み希望は受け付けてもらえませんでしたので、かなり大変な思いをしたのです。

離婚後

離婚前の仕事から学んだことは、

  • サービス業には就かない(時間不規則・土日必須勤務)
  • 夜勤のある仕事には就かない(子どもたちだけの留守番は危険)
  • 正社員が望ましいが、パートであってもシフト(時間数)が大幅に変わらないような安定した職種に就く
  • 土日休み、日勤の仕事に就く!!

でしたので、最終的に「給食調理の仕事」を選択しました。

この仕事に就いて、若い時に取得した調理師免許も生かすことができました。

勤務日や勤務時間が子どもたちの学校や保育園の時間と同じような時間帯ですので、土日祝日、年末年始などは子どもたちとゆっくり過ごすことができます。もう、日曜日に休みを取る後ろめたさもありません。

ただ、自分一人でゆっくりと休む時間はありませんが(笑)たいした問題ではありません(#^^#)良い仕事選びをしたなと思っています。

家事育児

多くのひとり親世帯ではこの部分が大きく変わる事ではあると思いますが、我が家の場合はほとんど変化がありませんでした。何故なら、元夫は「家事や仕事をしない人」だったからです。

離婚前

当然元夫は一緒に暮らしていたのですが、家事育児にはほとんど協力してくれず、保育園の送り迎えや家事全般、育児全般私が一人で行っていたようなものでした。

元夫がしてくれることといえば、

  • 気が向いたとき(月数回)の保育園のお迎え(送りはしません)
  • 月2回程度の晩御飯の支度(洗い物はしません)

くらいでした。

離婚後

ということで、上の2点が新たに私の仕事となりましたが…。

全く負担にはなりません(笑)

それどころか、元夫という大人がいない分、すべてにおいて楽になってしまいました。

  • 洗濯ものの量
  • 食事の量
  • 食器の量
  • 面倒を見る人の数(笑)

などなど、私の負担がぐっと減ったのです。

そのうえ、体調がすぐれないときや、気分が乗らないときは気兼ねなく家事を手抜きできるようにもなりました(;’∀’)

私は、「離婚してよかった」と心から思いました。

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 世帯収入

婚姻生活からひとり親世帯となってしまうと、2馬力→1馬力となってしまうため、ガクンと世帯収入が落ちてしまうことが普通です。

しかし、我が家の場合では世帯収入は上がったのです。

離婚前

私はフルタイムで働いていましたが、肝心の元夫は離婚直前3年は完全無職でした。 私のパート代だけではもちろん生活できませんので、足りない分を元夫の実家から援助してもらっていたのです。

貯金ももちろんなく、毎日の食費を捻出するのにも苦労したのです。

このころの世帯収入は私のパート代(時給750円)と、子どもたちの児童手当(元夫管理)のみでした。

離婚後

世帯収入も上がりました。

私の仕事もパートでありながらも時給は悪くなく(前職よりも時給200円以上上がりました)、賞与も出るところで働かせてもらえています。

子どもの行事等でお休みをもらうときには有休もいただけますし、繁忙期や閑散期などもありませんので、勤務時間をカットされることもありません。ですので、毎月安定した給料が見込めています

そのうえ、元夫が管理していた児童手当も私が管理できるようになり、ひとり親世帯であることから児童扶養手当まで受給できるようになりました。

とってもありがたいです。

と、言うことで、世帯収入は一般家庭と比べると良くはありませんが、私たちが借金をしなくても生活はできる程度の収入を得ることができるようになりました。もちろん贅沢はできませんけど(;^_^A

支出

人一人いるといないでは、当然支出額は変わります。我が家の場合は、かなり変わったと思います。

前述したように、元夫は無職でした。無職ということは、1日のほとんどを自宅で過ごします。当然光熱費はかかります。食費もかかります…。そのうえ元夫は嗜好品を毎日購入していました。元夫の口座に振り込まれる児童手当は、元夫の嗜好品代で消えていきました。

元夫一人の維持費はかなり高額であったと思われます。

離婚することで↑この部分がなくなったのですから、支出面はかなり減りました。

ただ今後、子どもたちの成長とともにうれしい支出が増えそうです!

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自動車

婚姻時代、私が独身時代に買った自動車を所有していたのですが、生活費捻出のために手放しました。

以降、自動車を運転することはありませんでしたし、そもそも自動車を買うこともできませんでした。

ですが、離婚をしたことで自分で家計を管理することができるようになったため、毎月少しづつ貯金をすることができるようになり、ひとり親生活4年目にようやく中古車を購入しました。実に8年ぶりの運転でした。

自動車=贅沢品 というイメージもありますが、大人一人で2人の子を育てるにはあるとかなり助かるものなのです。

  • 日々の買い物(まとめ買いできます)
  • 通勤(就職の際にも場所の選択肢が広がる)
  • 子どもが病気の時の通院
  • 部活動等の送迎(結構移動距離があります)
  • ちょっとお出かけ!がしやすくなる

などなど、交通事情にもよりますが、自動車はひとり親世帯の大きな助けとなります。

もちろん維持費はかかりますので、それをきちんと考えてから購入することが大事です。

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さいごに

今回はひとり親家庭の離婚前と離婚後の生活がどのように変わったのかを書きました。

ただ我が家の場合は、

  • 元夫が無職であったこと
  • 元夫が家事育児に非協力的だったこと
  • もともと極貧生活に慣れていたこと(笑)
  • 離婚することによって生活が改善できるとわかりきっていたこと

などがあり、かなり特殊な部類でしたので、ひとり親世帯となった今でも「悲愴感」とは全く無縁な「明るいひとり親家庭」として生活することができています。

新しい土地でスタートした新生活に始めこそ不安しかありませんでしたが、私も子どもたちも新たな友人ができ、もともと暮らしていた地に帰りたいと思うことも現段階ではなくなりました。

子どもたちが成人し、私が老後を過ごすころにでも、生まれ育った地に戻る選択肢を入れても良いのかもしれませんね。

さいごまでお付き合いいただきありがとうございました。

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