「決め方」に残る疑問 納得いかない学級委員決め

大人のPTA役員はなかなか決まらないのですが、子どもの(特に小学生の)「学級委員」は比較的人気があるのか、いつも立候補で決まります。

わが家の娘も「1回くらいは学級委員になってみたい」と頑張って立候補し続けたのですが…平成30年度の出来事があってからは、立候補することを辞めてしまいました。

学級委員選前日の意気込み

子ども、特に女の子は年齢が上がるにつれて学級委員やクラス役員に立候補することを恥ずかしく思うようです。おそらく、「出しゃばり」「やりたがり」「目立ちたがり」と思われることを気にしているのだと思います。

しかし、そんな気持ちとは裏腹に一定数は「学級委員になりたい」と思っている子もいるようで、仲良しの友達同士の間では「学級委員になりたいけれど、手があげられない」という話もしているようでした。

娘も「学級委員をやりたい派」でしたので、私は学級委員選前日も『立候補しようかどうしようか』という相談に乗っていました。

母親としての提案

ここでの提案は、

  • 対抗馬があっても頑張って立候補する(投票になる)
  • 誰も立候補しないようであれば、勇気を出して自分が立候補する(おそらく当確)

とにかく「立候補」しないことには 「学級委員になることはできないよ」と何度も忠告しました。

娘の決心

これまでも幾度となく立候補はしてきたものの、投票の段階で敗れてしまってばかりだった娘。小学校の投票というのは、人気投票的な要素も大きいので、「友達の数」が多い子の方が有利であることもあります。

友達はいるけど、友達の数が少ない娘にとっては、投票になったら勝ち目がないことも理解はしていたのです。

しかし、一度は「やってみたい」「クラスのために活動をしたい」という思いはあったので、ギリギリまで彼女の中で悩んだようでした。

悩んで悩んで出した結論は、「誰も立候補する人がいなければ、私が立候補する」というものでした。そして、他に立候補者がある場合は「立候補しない」と決めたのでした。

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学級委員選出当日

ここからは娘の話をもとに書きます。

学級委員選出の時間、まずは立候補を募ります。しかし、この年は男女ともに立候補者はいませんでした。立候補者がいないことを確認した娘は、手をあげて立候補したのです。

これで決まり…が筋だと思うのですが…

あろうことか担任は、「推薦」を募りました。そして、別の女の子が級友から推薦されました。その後、娘と推薦を受けた子との投票。

結果は言うまでもなく、この時も推薦で出てきた子に敗れてしまい、この年も「念願の学級委員」になることはできませんでした(-_-;)

選出方法に疑問

定員数1に対し、立候補者が1だった場合、自動的に決まりで良いのでは????と思うのは私だけではないと思います。

親のひいき目を差し引いても、娘は「比較的しっかり者であり、花の世話も進んで行うくらいの子」なのです。学級委員をやってもらったところで、先生やクラスが困るようなことにはならないはずなのです。

しかし、そんな娘が立候補したあとで「推薦」を募ったことを考えると、娘に学級委員をやらせたくないのか?と勘繰りたくもなってしまいます。

立候補したことで娘は心に傷を負ってしまった

学校から帰宅するなり、上記の話を私にした娘。悔しかったのか、ボロボロ涙を流しながら「学級委員の選び方が納得いかない」と訴えてきました。

そして「もう二度と立候補なんてしない」と…。

(娘のこの決意は固く、その後の活動全般において自ら「立候補する」ことはしていません。)

担任の先生に「学級委員の選び方」について聞いてみる

娘が悔しくて泣いた日からほどなくして保護者面談があったのです。

先生と話をするこの機会に、「納得いく回答」をもらうために、学級委員の選び方についての話を聞くことにしました。

誤解されないために一応言っておきますが、私は基本的に口うるさい保護者ではありませんよ💦

担任の回答

私の疑問、「学級委員選でなぜ立候補で我が子が手をあげた後に推薦を募ったのか?」

に対する担任の回答は、「立候補したくても手があげられない子がいて、事前に相談されていたから。」というものでした。

は?手があげられない?つまりは、手をあげる勇気がないってこと??

  • 手をあげる勇気がある子より、そんな勇気もない子を優先するってこと?
  • そんな子にクラスをまとめる責任が持てる??何かの時は人前に出るんだよ??
  • 人を使って自分を学級委員に推薦してもらうように相談してるってこと??
  • したたかに学級委員に収まるってこと??

いろいろな???が頭をよぎりましたが、すでに決まったものを覆すつもりもなかったので、ただただあきれてしまいました。

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私が担任の立場だったら違う対応をしていたと思う

私がもしこの担任の立場であり、ひとりの児童に「学級委員をやりたいけれど、立候補する勇気がないんです。どうしたら良いですか?」と聞かれたとします。

その時、私は多分こう答えると思います。

  1. 立候補できなければ、推薦してもらう。
  2. でも、先に立候補者がいた場合、その子に決める。
  3. 自分で手をあげて積極的に動くことも大事。
  4. 自分の意思を伝えることを学ぶこと。人任せではダメ。

まだ小学生…だけど充分に理解できる年齢です。黙っていて思い通りになる…なんてことは教えたくはありません。

この先、この推薦された子が大人になった時のことも考えると、今回の担任の判断は「間違っている」のではないかと思いました。もっと教えてあげるべきことがあったのではないかと思います。

さいごに

この年の学級委員決めは、結果うんぬんより、決め方が残念に思いました。

出来レース…と言っても過言でない、娘にしては「がんばって立候補したのに、推薦者に負けた」とただただ恥ずかしい思いをさせられただけの決め方だったのです。

だったら、初めから「推薦のみで決めます」とでも言ってくれた方がよほど良かった…。そうしたら娘も早々にあきらめていたと言います。

学校の先生方、どうか子どものやる気を削がないでください(´;ω;`)

追記:その後娘は、周りから頼られる存在として成長し、小学校からのしがらみが無くなった高校の部活動では先輩からの指名によって幹部職を任されるほどとなりました。

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