我が家の上の子ちゃんは、小学2年生からピアノを習っています。
スタートは一般的にピアノを習っている子に比べ遅めではありましたが、元々音楽好きであったことから、それなりに上達することができました。
しかし、中学校に入って勉強・部活(吹奏楽)が忙しくなり、本人が「塾に通いたい」と言い出したこともあって、残念ではありますが約5年間通っていたピアノをやめることになりました。
今回は、ピアノ教室に通っていた5年間のうち、ピアノの発表会について書いていきたいと思います。
1年に1度の発表会
上の子ちゃんは合計4回目のピアノの発表会に出席しました。(今年は部活動と重なってしまったため、辞退しました。)
1年に1度、とあるホールを、借り切って行われる大きな行事です。
上の子ちゃんは大手の音楽教室に在籍しているので、生徒数はかなり多いのです。
500人以上(推定)の生徒がいるため、毎回発表会は4日に分けて行われます。
発表会までに新しい曲を1曲練習します
4月頃から7月の発表会に向けた練習を始めていきます。3か月ちょっとの間に1曲を仕上げることになります。自分の弾きたい曲でもよいですし、担当講師がレベルにあった曲をセレクトしてくれる場合もあります。
発表会で弾いた曲
1年目 びっくりシンフォニー(ハイドン)
一応交響曲です。出だしゆったりしていますが、いきなり目が覚めるような音が出ます。(だからびっくりシンフォニーというらしいです…。)
2年目 こねこ探偵団(南 さと子)
音楽教室オリジナル曲っぽいです。
こねこたちの忍び足やかわいい鳴き声がピアノの音で再現され、それでもちゃんと曲として聞くことのできる、小さい子どもが聞いていても楽しい1曲です。
下の子君はこの曲を聞いていて体が勝手に踊りだしていました。
3年目 騎士のお話(ジョージ・ジョン)
ピアノの鍵盤を端から端まで幅広く使う曲です。
かっこいいスタートの曲です。この曲は、割と早くに弾けるようになり、どちらかというと音の強弱や伴奏とメロディーのバランスなどの練習に時間をかけていました。
フットペダルも、2種類を使い分けての演奏でした。
4年目 いつも何度でも(千と千尋の神隠しより)
右手で弾くのメロディーはすぐに弾けるようになりました。伴奏の左手も、さほど難しくなく1か月ほどでほぼ弾けるようになっていました。
今回はみんなが知っている曲を弾いてみようと担当講師に言われ、弾くことになりました。
なぜ認知度の高い曲に挑戦したのか
3年目までは、練習の時に
「ミスはないに越したことはないけれど、万一ミスしても(ミスしたことを)顔には出さずに弾き続けなさい。」
と言われていました。
講師が言うには、
「あまり知られていない曲ならば、ミスしても聞いている人は『こういう曲かな?』くらいで聞き流してくれる。」
そうなのです。
なるほど、確かにそうですね。
知らない曲を間違えたところで、
合っているのか間違っているのかなんて
知る由ないですからね。
と、いうことで3年目までは認知度が高くない曲を弾いていたのです。
そして4年目(当時小学6年)、誰もが知っているジブリアニメの曲を講師から勧められたということは、
「上の子ちゃんならがんばれる!!」
という講師のお墨付きをもらったことになるのではないでしょうか?
ごまかしのきかない発表会も体験したのです。
発表会にかかるお金
エントリー料
会場を借り切って行うため、会場使用料・記念品料・講師料‥他として1回に付き10800円支払いました。(現在は消費税率が上がってしまったので、11000円です)
記念写真代・DVD代
こちらは希望者のみですが、何も買わない人はおそらくいないと思われます。なぜなら、会場内では撮影は一切禁止ですから…。
写真は1枚1300円~3500円ほどです。台紙や、枚数によって値段が上がります。
DVDは4000円~で、1カメか2カメかによっても値段は変わります。…高いな~。
我が家は毎回写真のみの購入でした(;^_^A
衣装代
ネットショップなどでも1500円くらいから女の子用のドレスの販売はあります。高くはないのですが、子どもなので年々成長します…。ほぼほぼ毎年買い替えです。しかも、ドレスなんて普段は着ないので、使い切りで終了なのです。
何だかもったいないですね。
靴は少し大きめのサンダルを買うことで3年は持ちましたが、途中でどうしても買い替えが必要となります。
凝ったご家庭ですと、髪飾りまで派手なものを用意していますので、こちらの購入費もかかりますね。
当日の会場までの交通費
とはいっても、多くの人は(子どもがドレス姿やスーツ姿のため)自家用車で来ます。会場が市街地にあるため、有料の駐車料金が少々お高めです。1時間400~500円します。
大体、4時間ほど拘束されますので、×4くらいの金額を見積もる必要がありました。
公共交通機関で来る人は、交通機関に支払う金額の準備が必要ですね。
発表会当日
発表会に出る子たちは、強制的に初めから最後まで観客席の指定された場所で座って他の出場者の演奏を聴くことになります。自分の番が近くなると順に舞台袖に移動していきます。これは、おそらく『お友達の演奏を聴いて学びましょう。』という思惑があるのでしょう。
小さい子は講師と連弾
おそらく未就学児の子だと思います。講師の伴奏に合わせて、右手のみでメロディーを奏でるスタイルで弾いていました。
小学生以上は一人で弾きます
その子その子のレベルに合わせた曲を両手で弾くようになります。小さい子は「ちょうちょ」「ちゅうりっぷ」など簡単な曲を弾き、少し練習が進んでくると、「ハイ・ホー」や「星に願いを」などを弾くようになってきます。
緊張している子が目立つ
大きな舞台に一人で立ち、多くの人の前で演奏するのです。そりゃ、緊張しますよね。手が思うように動かなくなってしまい、舞台上で固まってしまう子や、頭が真っ白になってしまったのか、同じ所ばかり弾いてしまい、講師に助けてもらっている子などもいました。
我が家の上の子ちゃんは
さすがに発表会も4回目にもなると慣れる…ということはないようでした💦
4回目の発表会でも、ミスタッチもありましたが、曲が止まってしまうことはなく、最後まで弾ききることができていました。
そして2年目の発表会の時に、
「緊張しすぎて汗が引いた。」
と言っていたことを思い出しました( *´艸`)
(発表会は毎年真夏に行います)
ちょっと納得できないこと
女の子の衣装と言えば「ドレス」ですよね。我が子も5年生まではドレスを着て、ドレスに合うかわいいサンダルを購入して発表会の日を心待ちにしていたのです。
ですが・・・・・
担当講師に、「靴下をはいてきてね。」と言われたのです。
残念ながら、この格好で参加しました…。
あまりのダサさに、4年目では靴下を履いても違和感のない服を選んだのでした。
最後に
4年目の発表会では、他の子は靴下をはいているのか?いないのか?を見ていました。
ところが、小さい子は履いていない子がほとんどでした。
小学生の子もドレスにあった靴を素足やストッキングの上から履いている子が多かったです。靴下を不自然に履いている子はいなかったです。
担当講師ごとで決まりが違っていたようだったのです。
何だかもやっとしましたが、我が家は「靴下をはく前提での洋服選び」をして最後となってしまった昨年の発表会には出場をしました。
本来であれば、今年も発表会に出場するはずではあったのですが、コロナ禍でもありましたし、学校の部活動が発表会の日と重なってしまったことなどから出場は辞退することになりました。
多くの人の前で自分の練習の成果を発表する機会はそれほどないことです。もちろん緊張もします。しかし、そういった普段できないような経験ができることも習い事ならではと思っています。
約5年間のピアノ教室通いもあと1か月ほどでピリオドを打つのですが、5年間の経験が上の子ちゃんのこの先の人生で何かしらの役に立つと良いなと思っています。
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