モラハラ元夫と離婚に向けての話し合いをするために調停を行いました

できることならしないほうが良い経験なのですが…私は経験してしまいました。

それは『離婚』です。

私の元夫は、「結婚も離婚も紙切れひとつなんだからすぐにできる。何なら今すぐにでも離婚してやる!」が口癖の人でした。(しかし、元夫から本気で離婚を迫ることはありませんでした。あくまでもフリです。)

そして私がいざ離婚を決意しても首を縦に振るどころか話し合いすらまともにできず、(夫曰く)紙切れひとつでできるはずだった離婚は、紙1枚どころか何枚も書くことになりました。

今回は、モラハラ配偶者との離婚までの第一歩、『離婚調停』のお話です。

弁護士さんと契約する

夫婦関係調整調停(以下調停)を行うにあたって私は弁護士さんと契約することにしました。

通常ですと、弁護士さんが間に入らなくても調停の場を設けることはできるようです。しかし、我が家の場合は元夫が話し合いできない人だったため、弁護士さんを間に入れることによって夫に冷静に応じてもらう目的がありました。

元夫に期日を通達

この時すでに別居をしていたため、弁護士さんにお願いをして元夫宛に調停の日時や場所の書かれた書類を送ってもらいました。

郵送で送られたようで、配達は完了しましたので夫の手元には届いたことになっています。ただ、夫が封筒を開封したかどうかまではにわかりません…。

 裁判所までの交通機関

担当の弁護士さんには、

「最寄りの駅から裁判所まではタクシーを利用して、駐車場まで連れてきてもらってください。」

と指示されていました。

当時の調停の場となっていた裁判所までは最寄りの駅からは、徒歩でも充分に行ける距離だったのですが、あえてタクシーを使うようにと言われていました。

当日、指示通りタクシーに乗り駐車場まで連れてきてもらうと、そこには先に来ていた弁護士さんが待機していてくれていました。

私をひとりにしないための配慮だったのです。

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裁判所に到着

調停の開始時間

私と、元夫の調停理由は『夫によるDV・モラハラ』だったため、お互いの開始時間を30分ずらしてもらえました。

元夫の方が30分早く開始予定でした。

元夫が30分早く裁判所に来るということは、私のことを入り口で待ち構えることもできるということです。裁判所まで行くことが少し恐かったことを記憶しています。

調停委員

調停開始時間になると、男女各1名づつの調停委員さんと、書記の方が1名部屋に入ってきました。 おそらく50代くらいの方たちで、入ってくるなり

「(30分前に来ているはずの)夫はまだ来ていません。」

と教えてくれました。

前もって調べた調停委員の情報で、

  • お互いを歩み寄らせようとする調停員
  • 自分に非がないか考えるように言ってくる調停員

などの情報が目についており、

「どんな人なんだろうか…?」と不安に思っていたのですが、私の担当の方は、

「弁護士さんが作ってくれた資料を一通り拝見しました。本当に大変な思いをされてきましたね。今日、夫が来ないのはやましさや、後ろめたさがあるからかもしれませんね。」

と私に同情してくれると同時に、元夫に対しての心証の悪さを伝えてくれました。
この瞬間、私にとっては追い風が吹いてきたような感じがして、ちょっとほっとしたのでした。

調停の部屋

通常の調停ですと、夫婦同室となるのですが、こちらも事が事だったため、別室で準備してもらえました。部屋は、6~8人定員ほどの小さな会議室のような場所でした。

しかし、この日に元夫は裁判所に来ることがなかったので、準備してもらっていた部屋は待機しているだけの部屋となってしまいました。

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第1回調停終了

相手が来ないと話し合いにはならないため、この日は特に何もすることなく解散となってしまいました。この日のうちに、2回目の期日の取り決めを行いましたが、このときに弁護士さんと調停委員さんの意見が一致し、私自身は2回目には来なくてもよいということになりました。私の代理人である弁護士さんのみの出廷で良いとのことです。その理由として

  • 私と共に過ごしている子供が幼いこと(当時6歳・1歳)
  • 私が県外から出廷しなくてはならないこと
  • 出廷に伴う交通費がかかること
  • 2回目も元夫が来ない可能性があること

が考慮されたのでした。

第2回目調停

第1回目から約2か月後、2回目の調停が行われまし…たと、言いたいところですが、この日もみんなの予想が的中し、元夫が姿を見せることなく進展もないまま終了しました。

話し合いの場を設けたにもかかわらず2度もすっぽかされた調停は、2回目が終了したと同時に調停不成立となってしまいました。

さいごに

正直、裁判所で元夫と顔を合わすことがなかったのは良かったです。ですがそれを引き換えに、調停は不成立になってしまいました。

それでも、私側の意見は調停委員さんにも裁判所側にもきちんと伝わり、この後は裁判に向けての準備にも入ることができました。

(↓こちらに続きが書いてあります。一部この記事と被る部分があります。)

モラハラ配偶者との話し合いがまともにできなくてもあきらめないでください。自分を見失わなければ周りが味方になってくれますし、時間はかかるかもしれませんが必ず決着がつきます。
今現在、モラハラなどで苦しんでいる方も明るい未来に向かってぜひ第1歩を踏み出してください。

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